生徒会長

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生徒会長(せいとかいちょう)とは、中等教育課程中学校の課程、高等学校の課程など)における生徒会の代表者のことである。

生徒会長の呼称は、多くの生徒会で使用されており、生徒会長以外の呼称としては、執行委員会委員長(執行委員長)、中央委員会委員長(中央委員長)などがある。

生徒会運営と生徒会長

生徒会長は、生徒会の執行機関の最高責任者であり、生徒会長を中心として、日常的な生徒会の業務が行われることがとても多い。

多くの学校においては、複数の生徒会役員を選挙で選出する。複数の生徒会役員を選挙で選出すると、多様な意見を生徒会運営に反映することができる。ただし、生徒会役員同士の意見が合わないことにより、場合によっては、生徒会の意志決定が遅くなることがある。

一方で、学校によっては、生徒会長のみを選挙で選出し、ほかの生徒会役員は、生徒会長の指名によって就任することがある。生徒会長の指名による役員就任については、生徒会長と親しい者のみで生徒会を運営することにつながり、生徒会運営における意志決定を迅速に行うことができる。ただし、生徒会運営が生徒会長の裁量に任されることも多く、場合によっては、生徒会運営の硬直化を招く恐れもある。

生徒会長の権限

生徒会長は全生徒会員に意見を求めるときなどに緊急に生徒総会や執行部員会、中央委員会などを開く権限があるが、中学校の生徒会長は高等学校のそれに比べて権限が低い(生徒会長の権限は学校によって違い、生徒会長の独断で決められる学校もあれば、会長及び執行部員、中央委員会等の承諾がないと権限が発揮できないところもある)。権限が明文化されていても、形骸化してしまっている場合がある。

関連項目

  • 生徒会(生徒総会・生徒評議会もこちらに記述あり)