水晶の栓

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水晶の栓(すいしょうのせん、Le bouchon de cristal)は、モーリス・ルブランアルセーヌ・ルパンシリーズの一篇。1912年発表。ポプラ社からは、『古塔の地下牢』という書名で南洋一郎による翻訳版が発表されている。

悪徳代議士ドーブレックの別荘に押し入ったルパンたちだが、計画が狂いルパンの部下が逮捕されてしまう。世紀の怪盗の一味の逮捕に世間は沸き立ち、迅速に死刑が決定された。ルパンは部下を救うため、混乱の発端となった「水晶の栓」をめぐりドーブレック、謎の美女、警察との4つ巴の闘争を開始する。

フランス政界で実際にあったパナマ運河疑獄事件をもとにした、ルパンシリーズでも指折りと言われている名作。また悪徳代議士ドーブレックは、ルパンの出会った中でも最強の敵のうちの一人である。