水晶の栓
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水晶の栓(すいしょうのせん、Le bouchon de cristal)は、モーリス・ルブランのアルセーヌ・ルパンシリーズの一篇。1912年発表。ポプラ社からは、『古塔の地下牢』という書名で南洋一郎による翻訳版が発表されている。
概要[編集]
悪徳代議士ドーブレックの別荘に押し入ったルパンたちだが、計画が狂いルパンの部下が逮捕されてしまう。世紀の怪盗の一味の逮捕に世間は沸き立ち、迅速に死刑が決定された。ルパンは部下を救うため、混乱の発端となった「水晶の栓」をめぐりドーブレック、謎の美女、警察との4つ巴の闘争を開始する。
ルパンが「生涯最大の難事件」と評するフランス政界で実際にあったパナマ運河疑獄事件をもとにした、ルパンシリーズでも指折りと言われている名作。また悪徳代議士ドーブレックは、ルパンの出会った中でも最強の敵のうちの一人である。
本文で、1912年の物語である『813』よりもずっと前の事件と明記されている。作中の暦から、1906年から1907年にかけての物語と推測される。 邦題は保篠龍緒氏以来の訳題である。慣用となっているが、本編に登場するものは正しくは「クリスタルガラス」とでもすべきものであって、「水晶」ではない。南洋一郎氏は「硬質ガラス」としている。
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