殺人ライブへようこそ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

2021年12月21日 (火) 03:12; Nnh (会話 | 投稿記録) による版 (→‎概要)(日時は個人設定で未設定ならUTC

(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)

殺人ライブへようこそ』は竹本健治による推理小説である。1991年に徳間書店トクマノベルスから発売。1996年には(徳間文庫)で文庫化されている。

あらすじ[編集]

高校二年の武藤類子はある日ひょんなことから、とあるロックバンドのマスコットガールに任命されてしまう。 剣道部をそっちのけでライブにのめり込む類子だったが、憬れのミュージシャン速水果月のライブ中に殺人事件が起きた事から、徐々に彼女の身辺に異変が起き始める……

概要[編集]

後に『ゲーム三部作』の主人公、牧場智久のパートナーを務める剣道少女、武藤類子の初登場作。音楽と部活との間で揺れ動く女子の心情を、一人称で書き綴った青春小説でもある。推理小説としてもフーダニットを主軸にした物語となっている。なお、中心人物の一人である速水果月は、その後も竹本自身による初の漫画作品、『入神』(99年9月 南雲堂)に登場している。