曹婕妤

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婕妤曹氏(しょうよ そうし、生没年不詳)は、南宋寧宗の妃嬪。

生涯[編集]

初め、美人(正四品)に封ぜられた。容貌が美しく、寧宗の寵愛を受けた。姉の「虚無自然先生」という道士は、韓侂冑の愛人といわれた。

慶元6年(1200年)11月、韓皇后(恭淑皇后)が崩御すると、外戚として権力を保ってきた韓侂冑は不安を覚えた。翌年になっても、寧宗は新たな皇后を決めることができずにいた。その頃に寵愛された楊貴妃(後の恭聖皇后)は40代で明敏な女性で、権謀術数を多く弄した。対照的に、曹美人は性格が従順であった。韓侂冑は曹美人を皇后に強く推したが、結局楊貴妃が皇后に立てられた。韓侂冑は楊氏の怒りを買った。

嘉泰3年(1203年)、曹氏は婕妤に上った。

伝記資料[編集]

  • 宋史
  • 『宋会要輯稿』