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情報オーバーロード

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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情報オーバーロード(Information Overload)は、情報過多によって判断を下しにくくなったり、必要な情報が埋もれてしまう状態。電子メールなどの様々なコンピュータを使ったコミュニケーションとの関連で使われることが多い。これまでに蓄積された多量の情報に新たな情報も加わり、利用可能な情報は増える反面、S/N比が悪化するために判断に必要な情報を特定することが困難となったり、各種情報を比較・処理する手法が確立されていないなどの要因が情報オーバーロードを生み出す。情報オーバーロードによるストレスを「情報オーバーロード・ストレス」と呼ぶことがある。

カオス理論といった学問領域とも関連がある。また、データを伝達する経路(筆記印刷音響画像映像ストレージ放送通信ネットワークなど)の改善にも関連がある

この用語は1970年アルビン・トフラーが著書『未来の衝撃』で初めて使用した造語である。最近では、New Scientist 誌の最近の記事で、情報オーバーロードが大麻以上に知能指数に悪影響を与えるとされている。

類似の用語として「情報洪水(Information Pollution)」がある。これは Jakob Nielsen の造語である。さらに最近ではフィナンシャル・タイムズのような新聞で「割り込みオーバーロード(interruption overload)」という言葉が使われ始めている。

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