弦楽四重奏曲第2番 (シュニトケ)

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弦楽四重奏曲第2番は、ロシアの作曲家アルフレート・シュニトケ1980年に作曲した弦楽四重奏曲である。

作曲の経緯[編集]

作品は、映画音楽の作曲も手がけていたシュニトケと友人でもあった、女性映画監督のラリーサ・シェピチコが1979年に事故によって亡くなったことを受け、彼女との思い出に捧げられている[1]

楽曲構成[編集]

全4楽章からなり、各楽章は切れ目なく演奏される。演奏時間は約22分。

  • 第1楽章 モデラート
  • 第2楽章 アジタート
  • 第3楽章 メスト
  • 第4楽章 モデラート

作品は全体を通じて16世紀、17世紀のロシア正教会の聖歌が素材として使用されている[1]

脚注[編集]

  1. ^ a b 柿沼 1998, p. 6.

参考文献[編集]

  • 柿沼敏江 (日本語ブックレット)『シュニトケ弦楽四重奏全集 クロノス・クァルテット』Nonesuch Records、1998年。