川中子義勝
川中子 義勝(かわなご よしかつ、1951年7月22日 - )は、ドイツ文学者、キリスト教研究者、詩人、東京大学名誉教授。日本詩人クラブ理事長。文芸誌『同時代』同人。日本ペンクラブ会員。
埼玉県生まれ。1975年埼玉大学教養学部卒、1975年から1977年まで西ドイツのマールブルク大学に留学、1981年東大人文科学研究科独文科修士課程修了。1987年東大教養学部助教授(ドイツ語)、1998年教授。1998年アマーリエ・フォン・ガリツィン賞受賞、2010年日本詩人クラブ詩界賞受賞。
ドイツから日本まで、キリスト教思想の研究をおこなっている。18世紀ドイツの神学者ヨハン・ゲオルク・ハーマンを主として研究・紹介した。詩集、絵本も執筆している。
著書
- 『眩しい光 詩集』沖積舎 1995
- 『北の博士・ハーマン』沖積舎 1996
- 『ふゆごもり』いのちのことば社 1996
- 『ハーマンの思想と生涯 十字架の愛言者』教文館 1996
- 『ものみな声を 詩集』土曜美術社出版販売 1999
- 『散策の小径』日本基督教団出版局 2000
- 『ミンナと人形遣い 譚詩』沖積舎 2002
- 『ときの薫りに 詩集』土曜美術社出版販売 2002
- 『遥かな掌の記憶 詩集』土曜美術社出版販売 2005
- 『詩人イエス ドイツ文学から見た聖書詩学・序説』教文館 2010
- 『詩集 廻るときを』土曜美術社出版販売 2011
- 共編著
- 『詩学入門 中村不二夫共編著 土曜美術社出版販売 2008
翻訳
- 『北方の博士・ハーマン著作選』沖積舎 2002
- R.ボーレン『源氏物語と神学者 日本のこころとの対話』教文館 2004
- ヨゼフ・ヴィルコン『ねずみにとどいたクリスマス』いのちのことば社フォレストブックス 2007
- ベルンハルト・ガイェック『神への問い ドイツ詩における神義論的問いの由来と行方』土曜美術社出版販売 2009
外部リンク
- こまはの部屋 Yoshi's Page(本人のサイト)
- 「同時代」公式サイト