島田太郎

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島田 太郎(しまだたろう、1937年7月6日‐)は、日本の英文学者、東京大学昭和女子大学名誉教授。東京生まれ。

経歴

東京都立小石川高等学校を経て、1961年東大文学部英文科卒、64年同大学院修士課程修了、67-68年イエール大学に学ぶ。一橋大学助教授、1975年東大教養学部助教授、77-78年ハーヴァード大学客員研究員88年教授、98年定年退官、名誉教授、昭和女子大学教授、2013年名誉教授。西川正身平井正穂大橋健三郎の弟子。弟に最高裁長官だった島田仁郎、物理学者で明大教授の島田徳三、息子は法学者の島田聡一郎(1975-2013)。

評価

  • 英文学者の高山宏は島田がメルヴィル論で参加した論集『視覚のアメリカン・ルネサンス』の書評にて「メルヴィル論はあまりにもおざなりであるまいか。概して、やはり世代が上になるほど方法意識がないということが判る。」と書いている。[1]

著作一覧

  • 「文学とアメリカⅡ』南雲堂.(共著)1980
  • 「小説 Ⅱ 講座英米文学史 第9巻」(共著)大修館書店 1984
  • 「英米文学辞典」 第三版 (共著)研究社出版 1985
  • 「変貌するアメリカの家族」(共著)木鐸社 1986
  • 「現代アメリカの出現」(共著)東京大学出版会 1988
  • 「心のはたらき」(共著)東京大学出版会 1989
  • 「新潮世界文学辞典」(共著)新潮社 増訂版1990
  • 「現代アメリカ像の再構築」(共著)東京大学出版会 1990
  • 「未来論」(共著)東京大学出版会 1990
  • 「近代日本の翻訳文化」(共著)中央公論社 1994
  • 「隠された意匠」(共著)南雲堂 1998
  • 『視覚のアメリカン・ルネサンス』武藤脩二・入子文子 編、世界思想社、2006 
島田太郎「メルヴィルの美学の変遷」[2]

翻訳

脚注