安中進
安中 進(あんなか すすむ)は、日本の政治学者(政治学博士)。早稲田大学高等研究所講師を務める。元日本学術振興会特別研究員。専門は計量政治学であり、研究テーマは「社会問題の政治経済学」[1]。早稲田大学教授の河野勝とは師弟関係にあたる。趣味は犬、馬[1]。かつてはフェデリコ・テシオやマルセル・ブサックに憧れ馬産家になろうとしており、学部時代は競馬サークルに所属していた。
論文として、「日本における「ねじれ」た金融緩和選好を説明する:イデオロギーと政策選好の関係に情報環境が与える影響の実験的検証」、「貧困の政治経済学」などがある。博士論文の「貧困の政治経済学」[2]では 小野梓記念賞を受賞している[3]。
来歴
※以下の内容は早稲田高等研究所ウェブサイトによる[4]。
2008年、早稲田大学社会科学部を卒業する。2015年に早稲田大学大学院政治学研究科修士課程、2020年に同博士課程をそれぞれ修了した。
この間、2018年-2020年 に日本学術振興会の特別研究員を務めた。
主要な執筆論文
- "Political Liberalization and Human Development: Dynamic Effects of Political Regime Change on Infant Mortality across Three Centuries (1800-2015) " World Development. 2021.
- "Political Regime, Data Transparency, and COVID-19 Death Cases" SSM - Population Health. 2021. 100832
- 「COVID-19死亡者数の要因国際比較分析」 公共選択. 2021
- 「松方財政期における土地関連税不納と自殺 : 道府県パネルデータ分析」 社会経済史学. 2020. 86. 1. 29-48
- 「貧困の政治経済学」 (博士論文)
- 「日本における『ねじれ』た金融緩和選好を説明する:イデオロギーと政策選好の関係に情報環境が与える影響の実験的検証」 選挙研究. 2020
- 「政治体制と栄養不足」 比較政治研究. 2019. 5. 19-39