孫基
孫 基(そん き、生没年不詳)は、三国時代の呉の皇族。弟に孫壱。
生涯
父は二宮の変で呉の後継者争いの一角を担った孫覇で、孫権の孫にあたる[1]。叔父の孫亮が第2代皇帝として即位すると、呉侯に封じられて側近となった[1]。しかし孫亮専用の馬に盗乗した罪で投獄された[1]。この際に孫亮は侍中の刁玄と何とか孫基を助けたいが法を曲げるわけにもいかないとして話し合い、刁玄の献策で宮廷内のみに恩赦を出すことで孫基を助けた[1]。
従兄弟の孫晧が即位すると爵位を剥奪され、一族そろって会稽郡烏傷県に流罪にされている[1]。
脚注
参考文献
- 中国の思想刊行委員会 編『三国志全人名事典』徳間書店、1994年11月。