女給の文

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Jisyaku (会話 | 投稿記録) による 2019年9月13日 (金) 11:25個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

女給の文(じょきゅうのふみ)は、落語の一つ。別名『ラブレター』、10代目桂文治4代目柳亭痴楽 が得意としていた。

あらすじ

とあるカフェ女給からラブレターをもらった主人公。嬉しくなった彼は、ご丁寧に手紙を裏打ちした上友人に見せびらかした。呆れながらも友人は手紙を読んでみる。

友人:「何だ、仮名ばっかりだな。電報みたいな手紙だよ。エェ・・・『コナダ、コナダ』、うどん粉でももらったのか?」

男:「『イ』が抜けているんだよ。『こないだ』だ!」

実はこのラブレター、とてつもなく下手な字で書かれているのだ。悪筆に悩まされ、何度も脱線しながらも何とか手紙を読み終わり、さて最終行を読むと「ヤダ、ベッカンコ(アカンベーの事)!?」「矢田部カンコ、彼女の名前だよ!!」

他にも、「アラ、嫌ヨ(新井ヤヨ)」と締める演者もいる。