坂上大野

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坂上大野
時代 平安時代初期
生誕 不明
死没 不明
官位 従五位下陸奥権介
主君 平城天皇
氏族 坂上氏
父母 父:坂上田村麻呂
兄弟 大野広野浄野正野、滋野、継野、継雄、広雄、高雄、高岡、高道、春子藤原三守
坂上氏高
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坂上 大野(さかのうえ の おおの)は、平安時代初期の貴族大納言坂上田村麻呂の長男。官位従五位下陸奥権介

経歴[編集]

平城朝大同3年(808年)5月に従六位下から四階昇進して従五位下に昇叙され、陸奧鎮守副将軍に任ぜられる。同年6月に陸奥権介を兼ねる。父・田村麻呂の後を継いて東北地方の経営に従事するが早世し、坂上氏の家督は弟・広野が継いだ。

九男の氏高は春宮権少進として平安京にいたようだが、その子で坂上当宗の養子となった坂上樹並秋田城介に任ぜられていることから、坂上氏伝来の東北地方の経営に従事したのであろう。

官歴[編集]

日本後紀』による。

系譜[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b 「坂上系図」『続群書類従』巻第185所収

参考文献[編集]