古賀正義

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古賀 正義(こが まさよし、1957年11月27日 - )は中央大学文学部教授。教育社会学者。(同姓同名に、元弁護士会長がいるので、注意)

人物

・東京都出身。都立高校卒業後、筑波大学第2学群人間学類卒。その後、同大学教育学研究科博士課程にて、単位取得退学。

・秋田経済法科大学経済学部講師を経て助教授。その後、宮城教育大学教育学部助教授。現在、中央大学文学部教授。

・兼任講師として、東北大学教育学部、東北学院大学文学部・教養学部、福岡教育大学・大学院教育学研究科、

 立教大学文学部・大学院文学研究科、東京大学教育学部、成蹊大学文学部、立教大学大学院社会学研究科、

 京都大学大学院教育学研究科・教育学部、大阪大学大学院人間科学研究科・人間科学部、首都大学東京大学院人文科学研究科

 国際基督教大学教養学部、カリフォルニア州立大学サンタクルーズ校Visiting Faculty、

 放送大学・主任講師(「現代社会の児童・生徒指導」担当)、早稲田大学・教育・総合科学学術院教職大学院・教育学大学院ほか

社会的活動

・東京都教育委員会・生涯学習審議会委員=第8期(兼・起草委員)、文部科学省・高校教育改革の推進に関する

 調査研究事業・企画審査委員会委員、内閣府・子ども・若者育成支援推進点検・評価会議構成員(委員)、

 東京都教育庁・東京都中途退学者調査・調査分析小委員会委員長、日本学術振興会・科学研究費委員会第1次審査委員

 東京都教育庁・東京都中途退学者等支援方策検討委員会・委員、内閣府・子ども・若者育成支援推進点検・評価会議(第2次)構成員

 (委員)、法務省矯正局・少年矯正等の処遇に関する専門家会議委員(初等少年処遇の領域)、東京都教育庁・東京都チャレンジスク

 ールの今後のあり方検討委員会・委員、東京都教育委員会・生涯学習審議会委員=第9期、東京都・青少年治安対策本部・青少年問題

 協議会委員=第26期(専門部会長)、東京都・不登校中途退学対策検討委員会委員、内閣府・子ども・若者育成支援推進点検・評価

 会議(第2次)構成員(委員)、内閣府・「子供・若者の意識に関する調査」有識者、東京都・青少年治安対策本部・青少年問題協議

 会委員=第27期(副座長・専門部会長)ほか

研究活動

主な編著書として、

・<教えること>のエスノグラフィー-「教育困難校」の構築過程』金子書房(2001)248頁

・北澤毅と共編著『<社会>を読み解く技法-質的調査法への招待』福村出版(1997)212頁

・『<子ども問題>からみた学校世界-生徒・教師関係のいまを読み解く』(講座

  『子どもと教育の社会学』第2巻)教育出版(1999)215頁

・永井聖二と共編著『<教師>という仕事=ワーク』学文社(2000)239頁

・拙編著『学校のエスノグラフィー-事例研究からみた高校教育の内側』嵯峨野書院(2004)212頁

・北澤毅と共編著『質的調査法を学ぶ人のために』世界思想社(2008) 268頁

・広田照幸、伊藤茂樹と共編著『現代日本の少年院教育―質的調査を通して』名古屋大学出版会(2012) 371頁

・山田哲也と共編著『現代社会の児童・生徒指導』放送大学振興会(2017) 314頁

主な論考として

・学校化社会のなかの「中退問題」―教育困難校の事例から―(『学校のエスノグラフィー-事例研究からみた高校教育の内側』)

・自分探しをする若者たち-青少年問題のいま(中央大学文学部編『恋愛 家族 そして未来』中央大学出版部)

・質的調査の四半世紀―「質対量」論争を越えて、ポストモダンの時代へ(『質的調査法を学ぶ人のために』)

・「教育困難」と教師の実践(『現代教育社会学』有斐閣)

・高卒フリーターにとっての「職業的能力」とライフコースの構築(『労働再審1・転換期の労働と<能力>』大月書店)

・「将来の私」を物語る-セラピー・カルチャーを求める若者たち(『<教育>を社会学する』学文社)

・男子少年院における矯正教育の構造(『現代日本の少年院教育―質的調査を通して』)

・教育学と発達心理学(『発達心理学と隣接領域の理論・方法論』新曜社)

・生活指導のメカニズム ―集団生活に埋め込まれた個への働きかけを読み取る(『少年院教育はどのように行われているのか

―調査から見えてくるもの』矯正協会)

・「マナー不安」の時代―職場適応のスキルを物語る若者たち―(『マナーと作法の社会学』東信堂)

・高校中退者問題と格差社会(『社会のなかの教育』:講座『教育 変革への展望第2巻』)

・学校空間における排除と差別(『排除と差別の社会学』有斐閣)

・児童生徒集団の構造と機能、教師・生徒関係の今日的特質、NPO・地域社会とのネットワーキングと児童生徒への教育的支援

(『現代社会の児童生徒指導』)