冷泉為任

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冷泉 為任(れいぜい ためとう、1914年3月4日 - 1986年7月8日)は、日本歌人上冷泉家の第24代当主。

第22代当主冷泉為系長男為臣1944年昭和19年)に戦死し、為臣に子がなかったので、昭和21年(1946年)に為系の娘の冷泉布美子西四辻家から婿入りし、この時名前も公順から為任に改めた。実家の西四辻家も歌道の家であり、西四辻公業藤原定家の流れをくむ二条派(三条西家一門)の歌人であった。娘は冷泉貴実子。娘婿は冷泉為人

1981年昭和56年)、財団法人冷泉家時雨亭文庫を作る。これによって、冷泉家に伝わる古文書や典籍の調査研究がはじめられて、貴重な資料が公開されるようになった。

実弟に、滋賀プラスチック代表取締役でスケベ椅子の開発者である西四辻公敬がいる[1]。評論家の川本三郎は甥にあたる[1]

脚注

  1. ^ a b 『平成新修旧華族家系大成』下巻。