伊藤好道

日本の政治家 伊藤 好道 いとう こうどう
生年月日	1901年12月5日
出生地	愛知県挙母町
没年月日	(1956-12-10) 1956年12月10日（55歳没）
出身校	東京帝国大学法学部政治科 東京帝国大学経済学部経済科
所属政党	（日本社会党→） 左派社会党
配偶者	伊藤よし子
衆議院議員
選挙区	旧愛知4区
当選回数	3回
在任期間	1952年10月1日 - 1956年12月10日

伊藤 好道（いとう こうどう、1901年12月5日 - 1956年12月10日）は、日本の政治家。左派社会党の衆議院議員（3期）。

来歴・人物

愛知県挙母町（現・豊田市）出身。第一高等学校、東京帝国大学法学部に学び、新人会に参加。1925年に大学を卒業し、中外商業新報社（日本経済新聞の前身）に就職。またこの年、伊藤よし子と結婚。中外商業新報では『中外財界』編集主任・論説委員・経済部次長などを歴任、社会思想社の編集同人にも名を連ねた。また東京帝国大学経済学部に学士入学し、1928年に卒業している。

1937年、人民戦線事件で検挙、中外商業新報を退社の後1939年に満鉄調査部嘱託となり戦時中の糊口を凌ぐ。

戦後、鈴木茂三郎を中心として社会主義政治経済研究所が作られると理事に就任し、その縁から1945年、日本社会党に入党。二度の衆院選落選を経て1951年に社会主義協会の結成に参加、社会党が左右に分裂すると左派社会党綱領の策定に向坂逸郎・稲村順三と共に関わる。

1952年の総選挙に左派社会党公認で初当選、以来当選3回を数える。この間左派社会党中央執行委員・政策審議会副会長を歴任、1955年10月に社会党再統一に際して綱領（統一社会党綱領）を執筆、社会主義協会系党員の激しい反対にあう。統一後は党政策審議会長に就任。

1956年12月10日、議員在職中に急死。55歳没。一説に、統一社会党綱領に反対する山川、向坂らの批判に対して裏切り者的心境になり、過度の飲酒で体調を損ねたという（上野建一、石河康国）。後任の政審会長には和田博雄が内定した。旧愛知4区の地盤は妻の伊藤よし子が引き継ぎ、2期務めた。

衆議院議員総選挙の結果

執行日	選挙	所属党派	当落
1947年4月25日	第23回	日本社会党	落
1949年1月23日	第24回	日本社会党	落
1952年10月1日	第25回	左派社会党	当
1953年4月19日	第26回	左派社会党	当
1955年2月27日	第27回	左派社会党	当

参考文献

• 『20世紀日本人名事典』日外アソシエーツ、2004年7月26日。ISBN 978-4-8169-1853-7。 

党職
先代 新設	日本社会党政策審議会長 初代：1955年 - 1956年	次代 和田博雄