ヴィブラスラップ

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全体の形
箱の中

ヴィブラスラップ(英語: Vibraslap)は、体鳴楽器に分類される打楽器で、キハーダの代用として用いられる。ラテンパーカッション英語版社(LP社)が開発し、特許を取得していた。また、LP社の登録商標(Vibra-Slap®)であり、一般名称ではない。競合のマイネル英語版社は同種の楽器を「ロアー」(The Roar)と呼んでいる。

本項ではLP社の製品を含む、同種の構造のキハーダ代替楽器について説明する。

概要[編集]

二重L字形に折り曲げられた太い針金の一方に木製の箱が付いていて、他方におもりが付いている。箱の中には鉄の小片が入っていて、箱が揺れるとこの小片が箱に当たり音を出す。演奏にあたってはL字形の底部を片手で持ち、おもりを手で叩くか、膝などにおもりを打ち付ける。「カーッ!」という乾いた甲高い揺れる音が鳴る。


LP社以外の呼称[編集]

関連項目[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 動物の顎の骨を使用したキハーダとは綴りは同一であることに注意。