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ワークアラウンド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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ワークアラウンド: workaround)とはシステム上で問題が発生した際の応急措置のこと。一時しのぎに過ぎないので後々抜本的対策が必要となる。ただしその場しのぎだから悪いということではなく、ワークアラウンドを考え出すにしても、根本的対策を考え出すにしても、創造性や発想の転換が要求されることは変わりがないということが多い。

想定外の事態に対しては脆弱なことが多いので、ワークアラウンドを行った際には、どこを変更したかを明記しておくと、後々根本的対策を施す際に都合が良い。

状況によってはワークアラウンドが原因でシステムに不具合が生じることがある。たとえば、プログラミングで施されるワークアラウンドには、ライブラリで不整合値が検知された際に(戻り値が規定外の場合など)、それを回避するものがある。ライブラリが修復されれば正常な値が返ってくるようになるが、ワークアラウンドでは本来は異常である値の方を正常な値として扱い、本来正常である値の方を異常な値として扱うので、ワークアラウンドが元でシステムに障害が発生することがある(この意味で、ワークアラウンドを宛がった際には、どこをどのように変更したのか明記しておくと後々勝手が良い)。

ワークアラウンドをヒントによりよいシステムを構築できたという事例もある。[1]

関連項目

参照

  1. ^ http://theanthroguys.com/2009/09/17/can%E2%80%99t-you-just-ask-people/