ラッキーメイド天くん

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ラッキーメイド天くん
ジャンル 学園ラブコメ女装
小説:ラッキーメイド天くん
著者 わかつきひかる
イラスト 里海ひなこ
出版社 ホビージャパン
レーベル HJ文庫
発売日 2009年11月1日
巻数 2巻
テンプレート - ノート

ラッキーメイド天くん』(らっきーめいどあまねくん)はわかつきひかる・著、里海ひなこ・画のライトノベル作品。ホビージャパンHJ文庫刊。


ストーリー

大黒天(おおぐろあまね)は、父が残した1億円の借金を幼馴染の小さいころ結婚の約束をした伊集院千早に肩代わりしてもらった。千早は天にメイドとして働くことを強要する。メイド服に身を包んだ天は清楚で愛らしい女の子(?)に大変身し、その日からメイドとして働く天だが、メイド長の碧からは目をつけられスパルタ教育をうける一方、同僚の希実子や桜子からは遺伝子を狙われピンチに陥る。

登場人物

大黒天(おおぐろあまね)
父親が残した1億円の借金の肩代わりをしてもらった伊集院家に、代償として一生奉公をすることになった。その仕事は住み込みで執事? ではなく、女装させられメイドとしてお嬢様につかえることに。
千早とは、藤色小学校一年生のとき、しろつめ草の指輪で結婚の約束をした幼馴染だが、千早はそのことを忘れているようだ。天を犬よばわりしてペットとして扱おうとする。
しかしそれはすべて天を匿おうとするためのカモフラージュだった。
「大黒天(おおぐろあまね)は大黒天(だいこくてん)の生まれ変わり。幸運の遺伝子を持つ少年。彼の遺伝子を手に入れるものには幸運が訪れるであろう。」
セレブネットの占いコーナーへの書き込みを見た人々が、天の遺伝子を狙ってきて、天は大ピンチに陥る。
伊集院千早(いじゅういんちはや)
見た目のかわいらしさとはうらはらに、十六歳にして伊集院家の当主であり、企業グループI'sの総帥でもある。
幼馴染の天と小学校一年生のときに交わした結婚の約束が忘れられない。そして天も結婚の約束を覚えててくれたことを陰で喜んでいる。
しかし企業グループトップとしての立場から天を一使用人として扱わざるをえないため、苦渋の選択で、メイドの教育を碧にまかせた。
希実子(きみこ)
ふんわりウェーブのかかった髪形と、口の横のほくろがコケティッシュな、セクシーな先輩メイド。ふんわりと盛り上がった胸とババンと横に出たヒップが印象的で、色気のカタマリといった感じ。しかし見かけによらず敏腕なハッカーでもある。
得意のハッキングでセレブネットにアクセスした希実子は、天の遺伝子が幸運をよぶことを知る。
そこで後輩の桜子と示し合わせ、天に睡眠導入剤を飲ませ襲う計画をたて実行する。
桜子(さくらこ)
みつあみの少女。垂れ目がちの瞳が、いかにも純朴そうな、素直そうな天の先輩メイド。希実子の後輩。
純朴で舌足らずなしゃべり方をするが、一方見かけによらず頭がよい。
頭はよいが行動力のない桜子は、行動力はあるが考えたらずの希実子と、お互いの弱点を補いながら、天を襲う計画を実行に移す。
碧(みどり)
伊集院家のメイド長。メイドらの教育を一手に任せられている。当初、天を執事見習いでなく、メイドとして使うことに難色を示し、天を冷たく扱うが、向上心があってまじめにがんばる天に次第に心を許す。
忍術の達人で、伊集院家の荒事の際には、もっともたよりになる万能メイド。
久瀬川亜弓(くぜがわあゆみ)
リバーサイドファンド代表取締役で、千早の同級生。伊集院家と対立関係にある久瀬川財閥のひとり娘。
千早と異なり、冷酷な性格で、天の幸運の遺伝子をわがものにしようと、千早に経済戦争をしかける。

書誌情報一覧

わかつきひかる著、ホビージャパンHJ文庫〉、全2冊

  1. 『ラッキーメイド天くん』、2009年11月発行、ISBN 978-4-89425-954-6
  2. 『ラッキーメイド天くん お嬢様学校へ行こう!』、2010年4月発行、ISBN 978-4-7986-0032-1

関連項目

外部リンク