ヨーゼフ・コーラー
ヨーゼフ・コーラー （Josef Kohler 1849年3月9日 - 1919年8月3日）は、 ドイツの法学者、著述家、詩人。ジョセフ・コーラーとも表記されることがある。
略歴
ドイツのオッフェンブルクに生まれる。オッフェンブルクとラシュタットのギムナジウムに学び、フライブルクおよびハイデルベルク大学に進む。1873年に法学博士となり、1874年マンハイムで裁判官に任命される。1878年にはヴュルツブルク大学、1888年にはベルリン大学の教授となる。 比較法学雑誌などの法学誌の編集に携わり、比較法学を進展させた。その研究は、穂積陳重や岡松参太郎を通じて日本の法学研究にも影響を与えた。1919年にシャルロッテンブルクで没する。
参考文献
Rines, George Edwin, ed. (1920). . Encyclopedia Americana (英語).- Gilman, D. C.; Peck, H. T.; Colby, F. M., eds. (1905). . New International Encyclopedia (英語) (1st ed.). New York: Dodd, Mead.
- Gabor Hamza: "Comparative Law and Antiquity", Akademiai Kiado, Budapest, 1991
- 早稲田大学比較法研究所編『日本法の国際的文脈：西欧・アジアとの連鎖』早稲田大学比較法研究所、2005年
