マーテン・シュミット

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Baudanbau20 (会話 | 投稿記録) による 2022年9月28日 (水) 10:09個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (→‎外部リンク: 重複カテゴリ)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

マーテン・シュミット

マーテン・シュミット(Maarten Schmidt、1929年12月28日 - 2022年9月17日[1])は、オランダ天文学者である。クェーサーの水素のスペクトル線の大きな赤方偏移を発見した。

生涯

フローニンゲンで生まれた。ライデン大学ヤン・オールトと研究し1956年に学位を得た。1959年にカリフォルニア工科大学で働くためにアメリカ合衆国に移り、銀河の質量の分布と運動力学について研究した後、電波星の光のスペクトルを研究した。1963年に、クエーサー3C 273水素のスペクトル線が大きな赤方偏移を示すことを発見した。この発見は、3C273が時速44000km(光速の16%)で太陽系から遠ざかっていることを示しており、フレッド・ホイルの定常宇宙論を否定する結果であった。1991年には光速の94.5%で遠ざかるクエーサーをドナルド・シュナイダージェームズ・E・ガンらと発見している。

賞歴

エポニム

脚注

外部リンク