ネズミ講
ネズミ講(ネズミこう)とは、後に無限連鎖講と呼ばれることとなった連鎖配当組織のことである。ネズミ講の「ネズミ」はねずみ算式に増幅することの例えで、「講」自体に悪い意味はあまりない。現在の日本では、無限連鎖講の防止に関する法律によって該当するものを罰則を持って禁止している。階層状の組織を形成する特徴からピラミッド・スキームとも言われる。
また、投資を運用せず自転車操業的に配当に回してしまう点が共通するポンジ・スキームを指して言うこともある。
なお、特定商取引法で規制されている連鎖販売取引及びそれらに類似したものの総称として用いる場合もある。
日本国内の代表的な事件
名称 | 被害者数 (約) |
被害額 (約) |
摘発/破綻時期 |
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天下一家の会 | 112万人 | 1900億円 | 1980年 |
国利民福の会 | 1万人 | 36億円 | 1988年 |
グランドキャピタル | 3000人 | 100億円 | 2002年 |
クインアッシュ事件 | 4000人 | 26億円 | 2011年 2月28日 |
年金たまご(ライフ・アップ) | 4万8000人 | 110億円 | 2011年11月30日 |
出典
関連項目
- マルチ商法
- 1997年アルバニア暴動 - 1997年にアルバニアで発生した、ネズミ講を発端とした全国暴動。