ターミナルケア
ターミナルケア(英: terminal care)とは終末期医療および看護のことである。末期がん患者などに対して主に延命を目的とするものではなく、身体的苦痛や精神的苦痛を軽減することによって、人生の質、クオリティ・オブ・ライフ(QOL)を向上することに主眼が置かれ、医療的処置(緩和医療)に加え、精神的側面を重視した総合的な措置がとられる。
ターミナルケアを専門に行う施設はホスピスとも呼ばれる。この外来語の語源である英語「hospice」の原義は、聖地への巡礼者や旅行者を、小さな礼拝堂を持つような教会が泊めた巡礼教会であった。
関連項目
- ホスピス
- 緩和医療
- 『死ぬ瞬間』 - 末期医療に関心を寄せる人びとのバイブルとして読み次がれているエリザベス・キューブラー=ロスの著書。