シティロード

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Kekero (会話 | 投稿記録) による 2022年5月1日 (日) 22:57個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (内部リンク修正)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

シティロード』は、エコー企画、西アドが発行していた日本情報雑誌

1971年12月に『コンサートガイド』の名で創刊され、当初は東京で毎月行われているコンサート情報をまとめた雑誌で、レコード店などで(定価はついていたものの)実質無料で配布されていた。1974年より書店売りへと方針変更をし、東京の映画、演劇、ライブなどの公開情報を追加、その後美術、スポーツなどの情報も掲載するようになり、1975年9月より誌名を『シティロード』へと改称した[1][2]

月刊の情報誌として、映画、演劇、音楽等を広く扱い、批評やインタビューにも力を入れた[3]。70年代から80年代にかけて、情報誌としては雑誌ぴあと並ぶライバル誌、二大勢力誌だった[4][5]。1992年9月号で休刊[2]。同年、出版元を西アドに変更して復刊した[2]。しかし、1994年2月刊行の4・5月号をもって廃刊となった[2][6]。かつての編集者に仲俣暁生神田陽司などがいる[7][8]

脚注

  1. ^ 小泉卓史「マスコミへの挑戦」『グラフィックカラー昭和史 第12巻 大衆と文化(戦後)』(研秀出版、1984年、p.160)
  2. ^ a b c d デジタル大辞泉プラス(小学館) - コトバンク
  3. ^ 大森さわこ「芸術新聞社ミニシアター再訪第3回」芸術新聞社
  4. ^ “『シティロード』「楽しいだけでよい」といえない時代の情報誌”. Zakzak. (2015年7月22日). https://www.zakzak.co.jp/entertainment/ent-news/news/20150722/enn1507220830003-n1.htm 2019年8月6日閲覧。 
  5. ^ 椎名誠『もだえ苦しむ活字中毒者地獄の味噌蔵』
  6. ^ 国立国会図書館サーチR100000002-I000000032095-00
  7. ^ 仲俣暁生”. Schoo. 株式会社Schoo. 2021年3月2日閲覧。
  8. ^ 武蔵野大学CAREER DESIGN

参考文献