ケニコット氷河

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ケニコット氷河(Kennicott Glacier)とは、北アメリカ大陸の北西部に存在する氷河の1つである。ランゲル山地に属するブラックバーン山から流れ降る氷河の1つとして知られる。なお、行政区分ではアメリカ合衆国アラスカ州に属する。

概要[編集]

ケニコット氷河は、ブラックバーン山から南東方向に約43kmに渡って流れていて、氷河の末端部で融解した氷は、ケニコット川(Kennicott River)となってさらに流れていっている [1] 。 この氷河は1899年にアメリカ地質調査所に所属していたRohnという人物によって「ケニコット氷河」と命名された。なお、この「ケニコット」というのは、アラスカの探検家として著明な人物のロバート・ケニコット(Robert Kennicott)から取られたものである。

雑学[編集]

  • ケニコット氷河の近くには、ケニコットという名称の、現在は廃村となっている村があった。
  • Alaska Marine Highway Systemの船舶の「M/V Kennicott」の「ケニコット(Kennicott)」は、ケニコット氷河にちなんで命名されたものである。

出典[編集]

  1. ^ Peter G. Knight (2006). "Glacier science and environmental change."(氷河学と環境変動) Blackwell Publishing. ISBN 1-4051-0018-4