エコルシェ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。EmausBot (会話 | 投稿記録) による 2013年4月10日 (水) 19:56個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (ボット: 言語間リンク 7 件をウィキデータ上の d:Q273666 に転記)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

レオナルド・ダ・ヴィンチによるエコルシェ
リジェ・リシエによるエコルシェ

エコルシェ(Écorché)とは、人物画や絵画、彫刻において、皮膚を除いて筋肉を表しているものを言う。ルネサンスの建築家で哲学者のレオン・バティスタ・アルベルティは、画家がヌードを描こうとするなら、まず骨と筋肉を配置をしてそれを皮膚で覆うようにするようにと勧めていた。[1]

よく知られている初期の研究のいくつかは、レオナルド・ダ・ヴィンチによる。彼は死体を解剖し、その詳細なドローイングを描いた。同様の研究は、古代ギリシアに始まったとも言われるが、特定はされていない。

エコルシェという用語の意味は、文字通り「剥ぐ」であり、19世紀にエコール・デ・ボザールのようなフランスの大学で用いられていたことに由来する。この授業形態は現在でも世界中のいくつかの学校で続けられている。例として、ニューヨーク・アカデミー・オブ・アートw:New York Academy of Art)やアート・ステューデンツ・リーグをあげる。

脚注

  1. ^ Écorché defined at artlex.com