インディアス

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コロンブスの描いたインディアス

インディアスLas Indias)はスペイン人が発見・征服・植民した地域の総称で、現在の西インド諸島アメリカ大陸の一部、およびフィリピン諸島を指す。元来は中国日本を含む東アジア地域の総称であった。

概要

中世ヨーロッパで一般に使用されていたインディアスの従来の意味は「概念上の東アジア」であり、新大陸は含まれていなかった。これは、中世ヨーロッパにおける「世界」がヨーロッパアフリカアジアから成っているというのが通説であったためである。ピエール・ダイイが著した『世界の姿』(Imago mundi)に描かれる「インディアス像」には怪獣や一つ目の人間などが描かれている。

クリストファー・コロンブスは西方航海によってインディアスを目指し、1492年グアナハニ島を発見した。原住民は「インディアスの人々」という意味を込めてインディオと呼ばれた。

関連項目

参考文献