イリスの虹

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イリスの虹
ジャンル ファンタジー
小説
著者 七月隆文
イラスト 平野克幸
出版社 メディアワークス
レーベル 電撃文庫
刊行期間 2005年12月 - 2006年4月
巻数 全2巻(2009年5月1日現在)
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イリスの虹』(イリスのにじ)は、七月隆文による日本ライトノベルイラスト平野克幸電撃文庫メディアワークス)より2005年12月から2006年4月にかけて刊行された。

あらすじ

ハーピーに襲われている現場に居合わせた唐崎省吾は自分も襲われる寸前、入州帚と出会ったことで危うく難を逃れる。情報の『ささやき』を見ることの出来る入州帚はなんとか怪奇事件を解決し、唐崎省吾との共同生活を始めたが新たな敵ミス・ミステイクとの闘いに身を投じる。

登場人物

唐崎省吾(からさき・しょうご)
主人公。ハーピーに襲われたところを帚に助けられ、以後彼女と行動を共にする事になる。絵を描くのが趣味。
入州帚(いりす・ほらき)
ヒロイン。「情報」を操る力を持った少女で、情報を操る力を使うと目が虹色に輝く。体が若返っていくという特殊な病気を患っており、赤い液体状の薬を常備している。
河合由子(かわい・ゆうこ)
省吾の同級生。父と二人で暮らしているが、父親からは日常的に暴力を振るわれている。自分の居場所は何処にもないと感じており、後にそれが原因でハーピーに自分の情報を食べられ、ハーピーの宿主にされてしまう。
男庭仁実(おにわ・ひとみ)
二条グループ傘下の製薬研究所に務める研究員。帚のよき協力者で、オネエ言葉で話すのが特徴。
凛堂誠一(りんどう・せいいち)
省吾の友人。剣道部に所属している。
凛堂舞花(りんどう・まいか)
凛堂誠一の幼い頃からの知り合い。様子がおかしい彼女の事を凛堂が気に掛けたことが、ミス・ミステイクが関わる事件の発端となる。
ハーピー
第1巻で帚と闘った怪物。外見は背中から翼が生えた全裸の女性。翼から生えている無数の小さな手で情報を食べて人や物を消してしまう力を持ち、「情報食い」と呼ばれる。省吾の住む町に現れて人を次々に襲い、連続失踪事件を引き起こした。後に「情報を着る」ことで人間に化ける力を手に入れ、その力を利用して河合由子に成りすまして省吾と帚に近づく。
ミス・ミステイク
「イリスの虹II」で帚の前に現れた新たな敵。一見男性のように見えるが、れっきとした女性。自身の羽根をばら撒き、その羽根が刺さった人間を様々な事に失敗させ破滅させる力を持つ。

用語

二条グループ

既刊一覧

七月隆文メディアワークス電撃文庫〉、既刊2巻(2009年5月1日現在)