イスマーイール・サーマーニー廟
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イスマーイール・サーマーニー廟とは、ウズベキスタン・ブハラにある中央アジア最古のイスラーム建築である。ここに、サーマーン朝の全盛期を築いたイスマーイール・サーマーニーが眠っている。
概要
イスマーイール・サーマーニー廟が建設されたのは892年から943年である。建築に費やされた時間は約50年。1,000年以上の年月を経てもなお、廟の土台部分はしっかりと残っており、今日では修復作業も完了している。
イスマーイール・サーマーニー廟は中央アジアにおける最古のイスラーム建築であり、サーマーン朝以降の中央アジアにおける建築に大きな影響を残した。古代以来のレンガ建築で建設されているものの、サーマーン廟以前のイスラーム建築のいずれよりも高層になっている。また、レンガに施された装飾ではイスラーム化以前の中央アジアの建築に見られる装飾が施されていることも特色として挙げられる。
パキスタン建国の父であるムハンマド・アリー・ジンナーの廟であるマザーレ・カーイドは、サーマーン廟をモデルに建設されている。