こぐま座ガンマ星
こぐま座ガンマ星 (γ UMi, γ Ursae Minoris) はこぐま座の変光星である。アラビア語で「子牛」を意味するフェルカド(Pherkad)という固有名を持つ。コカブとともに、柄杓の皿の部分を構成している。また、フェルカド・マイナー(Pherkad Minor)と呼ばれるこぐま座11番星と区別するためにフェルカド・メジャー(Pherkad Major)と呼ばれることもある。
こぐま座ガンマ星は、紀元後500年まで北極星であり、コカブとともに北極の守護者"Guardians of the Pole."と呼ばれることもある[1]。
こぐま座ガンマ星の視等級は+3.00で、地球から約480光年離れている。スペクトル型はA3であり、表面温度は7,500Kから11,000Kである。たて座デルタ型変光星であり、3.43時間ごとに明るさが0.05等級変化する。太陽よりも1100倍光度が大きく、半径は太陽の約15倍である[1]。
出典
先代 トゥバン |
北極星 紀元前1900年–500年 |
次代 ポラリス |