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巻き戻し者の運用見直し[編集]

まず最初にお断りしております。正式な提案ではなく意見募集です。今回の目的を簡潔に述べると「信任と解任のハードルを下げて、巻き戻し者の人数を確保を容易にする」ということです。それについて、どのような方法があるか、皆様のご意見を頂戴すべく、提起を行いました。寄せられた意見を元に、将来的にどこかで正式な提案を行いたいと考えております。

さて、改めて表題の件について。2012年より運用を行っている巻き戻し者ですが、現在3人しかおらず、はっきり言って役に立っているとは言い難いです。と言ってもこれは、3人が巻き戻し自体を適切に使っていないという意味ではありません。人数が少ないと意味がないということです。巻き戻し者は不適切な投稿を迅速に指し戻せるのがメリットです。通常の「取り消し」であれば1件戻すたびに数十秒を費やしますが、「巻き戻し」は最速を目指せば1分で50件程度を戻すことも可能です。仮に10分しか時間が取れなくても、多少の余裕を持って50件の差し戻しができることは有益であると思います。

また、現在の運用体制は信任のみならず解任のハードルも高く、就任時に行儀よくすれば多少素行が悪くなっても延々と居座ることが可能になります。例えば管理者であれば、ブロック権限をちらつかせた恫喝を行えばそれは権限の行使がなくても解任理由になりえます。しかし、巻き戻し者は巻き戻しさえ適切に行えば、無期限ブロックにでもならない限り解任に結びつけにくいように見えます。これにより、自分の行動に絶対的な自信を持つ厚顔無恥な人物ほど残りやすく、自己の振る舞いの良し悪しを謙虚に振り返る人物は時間の経過とともに去りやすくなります。

そこで、手続きをなるべく簡単にすることで、振る舞いのよろしい人物を巻き戻し者に推しやすくして、素行の悪い人物はどんどん落とせるようにできないか、と考えております。参考までに他言語版の人数を調べましたが、英語版6,135人、スペイン語版449人、フランス語版50人、カタルニア語版41人などとなっています。プロジェクトの規模までは比較していませんが、多少の参考にはなるはずです。

長くなりましたが、私個人の案としては以下のようなものを考えております。何か他に良いアイデアがある、或いは案の中でそれはあんまりだと思うものがあればよろしくお願いします。

  • 単独での立候補は引き続き可能とする。
  • 定期的(半年おきとか…)に推薦・立候補募集と信任投票をまとめて行う。自分で自分の適正が分からないなら人に判断してもらえということです。
  • 巻き戻し者に限り原則として質疑を省く。編集差し戻しごときに質問は要らないだろう、定期的に解任できるのであれば信任時に投稿記録だけで判断しても大丈夫だろうということです。
  • 推薦時に事前の承諾を不要とする。例えば100人推薦して30人辞退して50人信任されるようなイメージです。
  • Phablicatorに依頼して巻き戻し者に与えられた一部の権限を外す。
    • 特に「速度制限を受けない (noratelimit)」は1分あたりの巻き戻しの上限が10件から100件に引き上げられたため、完全に不要になると思います。もし、どうしても必要であればWikipedia:アカウント作成者として個別に権限を与えることができます。
    • また、「IPブロック、自動ブロック、広域ブロックを回避 (ipblock-exempt)」もWikipedia:IPブロック適用除外で該当する権限を個別に付与できるため、なるべく多くの人を巻き戻し者にしたい場合は足かせになるため外したほうが良いかもしれません。
    • リスクを最低限に抑えて立候補しやすくしたい場合、「特定ページを最後に編集した利用者の編集を即時巻き戻し (rollback)」の権限だけ、或いは巻き戻しに加えて「巻き戻しをボットの編集として扱う (markbotedits)」を残してほかを外すことを考えて良いかもしれません。

※2019年9月3日 (火) 13:18 (UTC)追記:参考までに、現在巻き戻し者に与えられた権限は以下のとおりです。

  • IPブロック、自動ブロック、広域ブロックを回避 (ipblock-exempt) ※Wikipedia:IPブロック適用除外と同等
  • ウォッチされていないページ一覧を閲覧 (unwatchedpages)
  • 巻き戻しをボットの編集として扱う (markbotedits)
  • 特定ページを最後に編集した利用者の編集を即時巻き戻し (rollback)
  • 自身の編集を自動で巡回済みにする (autopatrol)
  • 速度制限を受けない (noratelimit) ※Wikipedia:アカウント作成者と同等

なお、分かりにくければ私から質問することもあるのでよろしくお願いします。もちろん私以外の方が他の方の意見に補足を求めたり、指摘を行っても構いません。それと、挙げられたアイデア全てを完全に採用することはおそらく困難なので、予めご了承いただければと思います。--Marine-Bluetalkcontribsmail 2019年9月2日 (月) 16:00 (UTC)[返信]

信任のハードルを下げたいのであれば、個人的には 「巻き戻しをボットの編集として扱う」(markbotedits) を外した方がよいのではないかと考えます。理由としては、「標準では RC やウォッチリストに出ない巻き戻しが可能」ということは、大量の荒らし編集を巻き戻す際に RC などを汚染しないという利点がある反面、悪用によって監視逃れを容易にするという危険性があります。これを外せば、巻き戻し権限の濫用による監視逃れが可能という候補者が不安な場合における反対理由そのものを喪失させることができます。また、当該権限によってボット扱いで巻き戻された編集自体は巻き戻し版のみならず、巻き戻される版自体も bot の編集扱いになってしまって、一般利用者による操作取り消しが不可能な「不可逆操作」です。巻き戻し者自体を増やすという方向性には異論ありません。--rxy会話2019年9月3日 (火) 08:58 (UTC)[返信]
ありがとうございます。なるほど、markbotedits を外すのも良いかもしれません。不正のみならずミスが生まれる余地も減り、扱いやすくなります。
そもそも余分な権限がある理由は導入を提案した際、「あくまでも案として多めに挙げています」としたところ、盛り込む権限が何も削減されずそのまま導入されたことによるものです。このため、「巻き戻し者の人数を確保を容易にする」という目的達成につながるのであれば余計な権限は削っていいと思います。--Marine-Bluetalkcontribsmail 2019年9月3日 (火) 13:49 (UTC)[返信]
賛成します。荒らし対策をしてくださってる方で濫用の恐れがなさそうな方であれば持っていただきたい機能です。bot の編集扱いになることがハードルを上げる要因であるならばそれは撤廃してよいでしょう。ある程度の付与資格の縛りは必要でしょうけど、現行のような信任投票は権限の重さと比して過剰に過ぎると思います--ぱたごん会話2019年9月4日 (水) 14:37 (UTC)[返信]
コメント「巻き戻し」は最速を目指せば1分で50件程度を戻すことも可能です。 」…これを実現するには(noratelimit)が必要です。個人的にですが、ブロック権限を持たない利用者に闇雲に最近の更新が埋まるレベルの高速巻き戻しをやってもらいたくはないというのが本音です。荒らしを見落とす可能性もありますし、いくらなんでもそこまで高速でやる必要性もあまり感じませんし。(noratelimit)が作動しない範囲でも効果は十分あると思います。
色々とつけるとそれだけで、信任が慎重になりすぎて、本来意図する結果にはならないので、(rollback)の権限1つだけで良いと思います。要するに、英語版みたいに実績があって希望するものにはどんどん付与しようという発想です。個人的には、Twinkle使えば似たようなことができますし、(rollback)単体の使用でそこまで神経質になる必要はないと考えています。もちろん、編集合戦歴がある方などは相当に厳しく審議されるべきですが、基本的に3日くらいで反対意見がなければ即付与のような運用でいいかなと思います。また、一々自分達で立候補ページを作成して、1週間審議…というのは権限申請を萎縮させるだけではなく、権限そのものに権威のようなものを与えかねません(信任基準を厳しくすると、今までとあまり変わらなくなってしまうのは長年の日本版の傾向より明らかでしょう)。名誉職のように権限を保持しようとする例もありますし、その辺は柔軟に運用するべきでしょう。ボット付きの巻き戻しは以前まではほぼ発見が厳しかったのですが、 「タグ: 巻き戻し 」が出来てから容易に監視できるようにはなりました(おそらく…抜け道があるかもしれませんが…)。しかし、新しい利用者権限にはやはりボット付きを含めるべきではないでしょう。おそらく、目標は巻き戻し者が管理者の数を上回るか、それ以上の数を予定しているかと思います。マンパワーを増やせば、1人の負担が少なくなり、結果として権限自体、弱くしても問題ないかと思います。それと、巻き戻し者を変更するか、それともロールバッカーなどのグループを新しく作るか、その辺りも議論した方がいいかなと感じます。--Infinite0694会話2019年9月5日 (木) 17:23 (UTC)[返信]
「これを実現するには(noratelimit)が必要です。」についてですが、上限が100件になったため不要になったと申し上げております。詳報は2019年36週の技術ニュースにあります。また、「ブロック権限を持たない利用者に闇雲に~」はごもっともですが、これは分かりやすい指標として挙げたまでです。1人あたり毎分50件を求めて増員を考えているわけではありません。
その他の点については特に反論などはありません。概ねご理解を頂けたものとして受け止めております。別グループの新設は、機能を省いたことが原因で不具合が生じた場合に検討したいと考えております。--Marine-Bluetalkcontribsmail 2019年9月8日 (日) 13:12 (UTC)[返信]