Wikipedia:井戸端/subj/中小企業の記事が作れないのは問題では?

中小企業の記事が作れないのは問題では?[編集]

Wikipediaで作成可能な企業記事は、大企業の記事ばかりのような気がするし、中小企業の記事を作成しようとしても、「宣伝」、「特筆性なし」などとして削除されてしまうケースが多いような気がする。これでは、中小企業の記事を作るのは事実上不可能となってしまう。中小企業であっても、高い技術力を誇る企業はたくさんあるのに……。現状を改善するにはどうすればいいのか。--122.215.65.126 2011年7月24日 (日) 03:57 (UTC)[返信]

「高い技術力を誇る」とする新聞雑誌の特集記事を複数参照すれば、特筆性で削除されることはないでしょう。ただし、提灯記事では無効とされる可能性もあります。--Akaniji 2011年7月24日 (日) 04:05 (UTC)[返信]
なるほど、やはり、特筆性を証明するには、複数の情報源が必要なんですね。よほど優れた実績を上げないと、取り上げられることは不可能ですからね。どこかの企業の下請けをしているだけの業務内容では、作成はほぼ不可能、と解釈していいでしょうか。--122.215.65.126 2011年7月24日 (日) 04:16 (UTC)[返信]
「特筆性無し」「宣伝」などとして削除される中小企業の記事は、多くの場合、出典が一つもありません。もしくはその企業のwebサイトやネットニュースが唯一の出典であったりします。「出典なんてそう簡単に見つからないよ!」・・・などと言う場合、その題材は恐らく(まだ、もしくは根本的に)百科事典に掲載するだけの特筆性がありません。特筆性が有れば文献が見つかるはずだ!・・・と、JAWPでは判断される場合が多い様です。例えばモノ作りの会社であれば新聞のほか、メタルカラーの時代、日本経済新聞、科学/化学系雑誌などから記述を探しだし、「ほら、こんなに紹介されている。特筆性あるよね!」と主張することができます。まあ、出典があるからと言って必ずしも特筆性を満たす訳ではない、つまり出典は必要条件であって十分条件ではないのですが、最低限出典は確保できませんと、スタートラインにさえ立てないと言うことです。何分相手は「百科事典」ですし。中には特にそんなことをせずとも、誰がどうみても特筆性があるのでまあOK、という例外もあるのですけれどもね。--Hman 2011年7月24日 (日) 04:22 (UTC)[返信]
私の関わった中小企業記事を探してみると「京西テクノス」・「本陣リゾート」・「東部運送」・「炉ばた浜っ子」・「福田刃物工業」など問題なく存続している記事がいくつかありました。確かに大企業はその規模だけでも社会や地域に与える影響が大きいことから特筆性を示す出典を見つけることが容易でしょうが、中小企業であっても本当に高い技術力や地域社会への貢献など百科事典に掲載するに相応しい企業であれば記事作成は不可能ではないと私は感じています。もちろん、ただ下請けをしているだけでは難しいでしょうが、高い技術力を背景に複数の企業に納入しているのであれば可能かもしれません。他の方もおっしゃっていますが、何にしてもまずは出典となる資料を準備しないとどうしようもありません。--あるふぁるふぁ 2011年7月24日 (日) 04:43 (UTC)[返信]
あるwikimedia系の勉強会でもよく同様な話があるようです。「うちの会社の記事をWikipediaに書きたいのですが書くとすぐ消されます」という質問は定番質問の様です。そこでよく答えられているという回答をひとつ。「Wikipediaに御社の記事を作りたいなら本業を頑張ってください。そうすると必ず他の人が作成してくれます。」というものです。企業が本業を頑張っている場合何らかの信頼できる情報源により情報提供されるでしょう。それを元にWikipediaの執筆経験者が作成する記事は宣伝とはみなされないでしょう(関係者や外注で作成すると、文面がどうしても宣伝的になります)。--Vigorous actionTalk/History2011年7月24日 (日) 05:09 (UTC)[返信]
コメント 「高い技術力を誇る企業はたくさんあるのに……」とのことなので、「高い技術力を誇る」というのが客観的にわかるような出典を提示するのがよいだろう。「高い技術力」があるというならそれなりに出典があるだろうから、それをもとに特筆すべき会社なのだとアピールすればいいのではないか。技術力以外にも、たとえば「世界シェア○位」「○○品評会で前人未到の連続○回優勝」「○○県内での顧客満足度調査で数十年間常に1位」といったように数字で記載できるような内容も特筆すべきと認められる可能性があるのではないか。あるいは、「他の会社にはない独自の人事制度を数十年続けている」「先着順に採用するなど独自の採用基準を数十年間設けている」「あまりにも敷地が広いため敷地内を鉄道がとおっている」…いずれにせよ、それを裏付ける出典が必要だが。--フハハハハ お前を浪人同様にしてやろうか 2011年7月24日 (日) 08:56 (UTC)[返信]
コメント中小企業でも、昔の資料を漁れば、特筆性のある企業はたくさんあると思います。例えば一昔前に広範囲で使われていた、ある技術があって、元々はうちが開発した技術だったということが、工業新聞のようなようなところで報告されていれば、ある種の特筆性を満たしたとなります。 今その技術が廃れていても、逆に大手に真似されて陳腐化していてもそれは関係ありません。 日本で一番目か二番目に古い京都の老舗の扇子屋さんとかも特筆性ですし、現在ある県で唯一の老舗の温泉宿とかも、新聞や商工会議所のHPで述べられていれば、特筆性となります。 注意すべきは自分とこのHPや昔出した会社の広告は特筆性にはならないということです。もちろん現在トップシェアの部品の供給メーカーなんてのはあちこちで確認出来やすい事実でしょうから、確認できた時点で特筆性を満たしたことになります。 一方何々駅で唯一の何々屋は範囲がローカルすぎて(つまり駅も店もありきたりの場合)特筆性を満たしていないと言われる恐れがあります。 --Dictionwolf 2011年7月24日 (日) 09:31 (UTC)[返信]
コメント傾向として、BtoCの企業は、多くの人になじみが深いために、また、和菓子とか旅館、建設会社だと老舗も多いですし、記事にはしやすいのかもしれません。逆に、上記のように、BtoBの企業だと、一般になじみがない部分も多く、記事にしづらいでしょう。とはいえ、有意な文献(あるいは、その企業の沿革がホームページに乗っている場合はそのホームページ)があれば、そういった企業を記事にしていいとは思います。
個人的には資本金がたかだか1,000万円で売上高が5億(円)にも満たず、地元の経済誌にも記事にされないような企業の記事は現状では不要だと考えております。近所のガソリンスタンドを経営している○○商事というのがあって、3店舗を国道○○号線沿いに展開している。そういう記事を作る暇があるのであれば、個人的には、もっとスケールの大きな記事をまず作成して欲しいという願望があります。言語の壁に跳ね返されることは当然のことながら多いですけれども、ロイターやブルームバーグを漁っていれば、決算の内容が出てくるような大企業群のほうが先述した中小企業の記事よりも当然、国際的に特筆性は高いわけですから。
分かりやすい例だと直近の話題だとJTがスーダンのタバコ会社を買収しましたよね。なぜに、JTがアフリカのそれも治安が悪そうな国に進出するんだと疑問に沸くこともあることでしょう。とはいえ、企業というのは利益の拡大を追求する組織であり、日本国内のタバコ消費が縮小傾向だということをかんがみるとカントリー・リスクをとってでも、攻めに回るわけです。それならば、情報が中立的に担保可能であれば、スーダンの企業の記事だとしても、十分に国際的に特筆性は高いという証左でしょう。
スーダンは極端な例だとしても、半年がかりでIBOVESPA採用銘柄の企業すべてを日本語版にしたこともあります。ブラジルの企業だから泣きますよ。英語版ウィキペディアから翻訳して記事を作ろうと思っても、やっぱり、理解できないポルトガル語版のほうが当然のことながら、記事群は充実しているわけです。それならば、その会社のホームページで英語バージョンはないかと探して探して、脚注に担保させたりとか。
話が長くなりましたが、中小企業の記事を作るのを止めはしませんが、それよりも、先行させるべきことがあるのではないかというのが私の意見です。仮に中小企業の記事を作るのであれば、十分に検証可能性を満たすかどうかを検討すべきでしょう。住所、電話番号、主な事業内容のみの記事は電話帳ではないですから、百科事典には不向きですよ。--Tantal 2011年7月29日 (金) 06:44 (UTC)[返信]