System/360モデル30

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米国コンピュータ歴史博物館にあるSystem/360モデル30

System/360モデル30(システムさんろくまるモデル30、英語: IBM System/360 Model 30)はIBM社のメインフレームSystem/360コンピューター・ファミリーの小型機種で、1964年4月に発表され、1965年に出荷が始まった。

システム構成[編集]

初期のモデル30システムは次のような周辺装置から選べる構成であった。 [1]

IBM 1316 ディスクパックを使用

IBM 1400シリーズ互換機能[編集]

IBM 1400シリーズ互換機能ハードウェアと互換機能サポート・ソフトウェアを利用して、IBM 1401/1440/1460コンピュータのソフトウェア・プログラムを多少の変更またが無変更で動かすことができるようなエミュレーター機能を付加機能として利用できるようになっていた。 [2]

その他[編集]

System/360モデル30のオペレーティングシステムは大部分がDOS/360を利用した。

このモデルは米国ニューヨーク州のIBMエンディコットen:Endicott, New York)で開発・製造され、 [3] ドイツのIBMマインツ工場などでも製造されている。日本でも、おもに外国企業の日本子会社でIBM 1401システム(COBOL言語を使用)の上位移行システムとして使われていた。

脚注[編集]

  1. ^ IBM System/360 Model 30
  2. ^ IBM DOS/360 1401/1440/1460 Emulator Programs: Compatibility Support/30 & /40 (IBM Systems Reference Library C27-6940)
  3. ^ Endicott Chronology

関連項目[編集]