PEZY-SC

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PEZY-SCPEZY Computingが開発する中央演算処理装置(CPU)である。

概要

2014年PEZY ComputingNEDOの助成を受けて開発した独自のMIMDアーキテクチャの1,024コアの低消費電力型メニーコアプロセッサである。2015年6月にはGreen500でPEZY-SCを搭載したシステムが1~3位を独占した[1]

第1世代 (PEZY-SC)

1モジュールあたりRISCプロセッサーを1024コア搭載する。倍精度浮動小数点数演算1.5TFLOPSの演算性能[2]

第2世代 (PEZY-SC2)

1モジュール当たり2048コア搭載。最大動作周波数は1GHz、理論性能は倍精度浮動小数点数で4.1TFLOPS、単精度浮動小数点数で8.2TFLOPS、半精度浮動小数点で16.4TFLOPS。メモリはDDR4×4で、バス幅は100GB/s、容量は128GB。外部インターフェイスはPCI Express 3.0/4.0 x16×2。制御用CPUとして、MIPS64R6(P6600)を6コア搭載。標準負荷時の消費電力は130Wとされている[3]

元々はDDR4の代わりにウルトラメモリ社の開発した高速な磁界結合積層メモリを接続しているはずだった[4]

2017年11月にはPEZY-SC2を搭載したスパコン「Gyoukou」がスパコンのランキングTOP500で4位となった。

脚注

関連項目

外部リンク