localhost

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コンピュータでは、localhostは現在使用しているシステムを指す。これは、IPv4では127.0.0.1に、IPv6では::1に割り当てられたループバックデバイスである。TCP/IPが必要に応じて自身と通信するために使用される。

ローカルマシンがまるでリモートマシンであるかのように通信することが出来るというのは、テスト目的には便利なことである。また、リモートであることが予期されているが、実際にはローカルマシンに存在するサービス(コンピュータゲームサーバなど)との通信にも役立つ。

IETFでの関連記載[編集]

IETFドキュメント"Special-Use IPv4 Addresses" (RFC 5735)には、127.0.0.0/8はループバック用に予約されたIPv4アドレスであると記載されている。

このアドレスはどの組織やISPにも割り当てられていない。このアドレスブロック'127.0.0.0/8'宛のパケットはホストシステム外へは出ない。ホストシステム内部では、ループバックインターフェースは一般的にアドレス'127.0.0.1'に対しサブネットマスク'255.0.0.0'を割り当てる。これは、ローカルシステムのルーティングテーブルにルーティングエントリー'127.0.0.0/8'を設定するので、'127.0.0.0/8'のどのアドレス宛のパケットもシステム内部にルーティングされる。

一方で、RFC 4291に記載されているIPv6アドレスアーキテクチャでは、たった1つのIPv6アドレス::1/128のみがループバックアドレスに指定されている。

RFC 4291では、以下のように述べられている:"ループバックアドレスは、単一ノードの外側に送信する IPv6パケットの送信元アドレスとして使用してはならない。ループバックの宛先アドレスを持つIPv6パケットは、単一ノードの外側に送信してはならず、IPv6ルータは転送してはならない。ループバックの宛先アドレスを持つインタフェース上で受信したパケットは落とさなければならない。"

localhostのいたずら[編集]

初心者やスクリプトキディにつけ込んだ典型的なIRCのいたずらに、インターネット接続を切断させるために127ブロックのIPアドレスを与えるというものがある。[1]

注意事項[編集]

IPアドレス逆引きlocalhostを返すサーバもあるため、アクセス制御localhostを設定する場合は注意が必要である。

参考[編集]

  1. ^ "Dangerous hacker!: the Bitchchecker story", Total Illusions, forum post. Accessed April 30, 2006.

外部リンク[編集]

  • RFC 5735: "特別に使用するIPv4アドレス"
  • RFC 4291: "インターネットプロトコルバージョン6(IPv6)のアドレスアーキテクチャ"