Category‐ノート:地域史

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地域(region)という言葉は国境と関係がものだと考えるのです。そのため地域史(history by region)を国境のあるなしで差別してはならないと考えます。例えばシベリアは現在ロシアの中に完全に含まれていますが、これもかつては複数の国に分かれていました。国の一部になったから地域史から外せというのは歴史を通じて変遷する国家の領域を考える上で非常に不都合です。--István 2008年11月3日 (月) 12:02 (UTC)[返信]

先ず、方向を謝らせるような議論の運び方をした事を謝罪したい。
議論の要旨は2点あって、第一には「地域史」というものに対する理解であるが地域史とは従来の各国史に対する研究の限界を反省点として、地理的な背景、文化的な背景、宗教、言語、人種等々で想定した広大な地域の枠組みで研究を行うというのがアカデミックな講座として開設されている場合の地域史である。近現代アジア地域史研究会 研究会発足の目的と経緯は地域史の考え方についてよくまとまっていると思う。従って地域史として東アジア(地域)史、イスラーム地域史、環地中海(地域)史、環日本海(地域)史というのは先行研究が存在するという意味でアリである。István氏が指摘するのは、「ロシアの地域史」でもあるいは「中国の地域史」でも、もしかしたら朝鮮が含まれる場合もあるかもしれないが、そうではなくて北アジア(地域)史か中央ユーラシア(地域史)史である。これも先行研究が存在するはずである。歴史研究において先鋭的である事を自負している千葉大学文学部史学科などは講座をこの意味での地域史別に開講している。同大学のシラバスはオンラインでも見れるので参照してもよいかもしれない。千葉大学文学部シラバス
もう一点は、日本語で「地域史」といった場合「郷土史」や「地方史」と区別がつかなくなる場合があることである。そこで、(私が歴史方法論を教授された時は)regionとlocalの違いとして教授された。この場合のregionというのは、ヨーロッパ地域(w:Regions of Europe)とかヨーロッパの地域化という時に用いるregionである。この点については少し大きめの辞書、若しくは歴史研究で推奨される辞書で調べてみて欲しい。私は最低でもGENIUSを指定された。一方で従来「郷土史」や「地方史」(この場合英語に直そうとするとLocal)と呼称されていたものを「地域史」と呼ぶべきであるという考え方もあるのでこの点には留意が必要である。
最後の点について余談。Category:日本の地域史について、この点で紛らわしいので如何にかしたいのだが、地域史が正しいという意見が存在する以上、私にはいいアイデアが存在しない。--Osu-mike 2008年11月3日 (月) 13:28 (UTC)[返信]
どうもご丁寧に有難うございます。もしかしてIRCの方でお会いしましたか?辞書の件についてはムキになって書店で高級なものをいくつか比べ読み、それだとregional governmentの意味が為さないなと思ったり思わなかったりしましたが、追求しないことにします。
日本のそれに合わせて「中国の地域史」「各国の地域史」にしてしまった事は軽率でした。ドイツ語Heimatkundeに対し「地域史」を使う事があるという事実があった事を理解しておらず、違う語に対し同じ訳語が充てられた所為で無理解を起こしてしまいました。「日本の地域史」カテゴリを国の一部であるということが理解できるように改名するなら「日本の郷土史」とするのがよいでしょう(「地方史」「地域史」と比べても中立的で誤解もないため)。それならば地域史から切り離しても違和感は起こりません。--István 2008年11月6日 (木) 22:43 (UTC)[返信]
history by localとhistory by regionの違いを理解してもらえたようで感謝している。
これで一歩議論を進めることが出来る。
前出の通り、local historyに対して適切な日本語を当てる意見を持てないのでこれに対しての意見を募りたい。各国の地域史の問題提起tempをこの旨に置き換え、日本の地域史、中国の地域史にも同様のtempを付与したいと考える。--Osu-mike 2009年1月8日 (木) 13:25 (UTC)[返信]