1936年ベルリンオリンピックの自転車競技

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

1936年ベルリンオリンピックの自転車競技(1936ねんベルリンオリンピックのじてんしゃきょうぎ)は1936年に開催されたベルリンオリンピックの男子自転車競技の結果を一覧に記したものである。

フランスロベール・シャルパンティエが個人・団体のロードと4000m団体追い抜きを制し、三冠達成。

ロードレース[編集]

個人ロードレース[編集]

100km
順位 選手名 国・地域 記録
1 ロベール・シャルパンティエ フランス フランス 2時間33分05秒0
2 ギュイ・ラペビー フランス フランス +0秒2
3 エルンスト・ニーフェルゲルト スイス スイス +0秒8

団体ロードレース[編集]

※個人ロードレースに出場した上位3名の合計タイム順で優劣を決める。

順位 選手名 国・地域 記録
1 ロベール・シャルパンティエ
ギー・ラペビエ
ロベール・ドルジュブレ
フランス フランス 7時間39分16秒2
2 エルンスト・ニーフェルゲルト
エドガー・ブッフヴァルダー
クルト・オット
スイス スイス 7時間39分20秒4
3 アウフスト・ハルレベーク
アルマン・ピュットゼイス
フランソワ・ファンデルモット
ベルギー ベルギー 7時間39分21秒2

トラックレース[編集]

スプリント[編集]

順位 選手名 1本目 2本目 決定戦
決勝 1 ドイツ トーニ・メルケンス (GER) 11秒8
(大会新)
11秒8
2 オランダ アリー・ファンフリート (NED) 11秒8
(大会新)
1/2車身差
3位決定戦 3 フランス ルイ・シャーヨ (FRA) 12秒2 12秒0
4 イタリア ベネデット・ポーラ (ITA) 1車身差 20m差

1000mタイムトライアル[編集]

順位 選手名 国・地域 記録
1 アリー・ファンフリート オランダ オランダ 1分12秒0
(大会新)
2 ピエール・ジョルジュ フランス フランス 1分12秒8
3 ルドルフ・カルシュ ドイツ ドイツ 1分13秒2

4000m団体追い抜き[編集]

順位 選手名 国・地域 記録
1 ロジェ=ジャン・ル・ニゼルイ
ロベール・シャルパンティエ
ジャン・グジョン
ギー・ラペビエ
フランス フランス 4分45秒0
2 セヴェリーノ・リゴーニ
ビアンコ・ビアンキ
マリオ・ジェンティーリ
アルマンド・ラティーニ
イタリア イタリア 4分51秒0
3 アーネスト・ミルズ
ハリー・ヒル
アーネスト・ジョンソン
チャールズ・キング
イギリス イギリス 4分53秒6

タンデムスプリント[編集]

順位 選手名 1本目 2本目 決定戦
決勝 1 ドイツ エルンスト・イーベ (GER)
ドイツ カール・ロレンツ (GER)
11秒0 11秒0
2 オランダ ベルンハルト・レーヌ (NED)
オランダ ヘンドリック・オームス (NED)
3/4車身差 2車身差
3位決定戦 3 フランス ピエール・ジョルジュ (FRA)
フランス ジョルジュ・マトン (FRA)
11秒0 11秒0
4 イタリア カルロ・レグッティ (ITA)
イタリア ブルーノ・ロアッティ (ITA)
15m差 遠く及ばず

各国メダル数[編集]

国・地域
1 フランス フランス 3 2 2 7
2 ドイツ ドイツ 2 0 1 3
3 オランダ オランダ 1 2 0 3
4 スイス スイス 0 1 1 2
5 イタリア イタリア 0 1 0 1
6 ベルギー ベルギー 0 0 1 1
イギリス イギリス 0 0 1 1

幻の五輪出場[編集]

実は、出宮順一、石塚隆春、村上二三九、困見辰夫の4人が当大会日本代表選手として選出されており、また4人は開会式にも参加していた。ところが、役員の登録ミスにより、4人がエントリーされていないことが判明したため、レース出場できなかった。したがって、当年大会の日本代表選手団名簿に、4名の名前は入っていない。

外部リンク[編集]