農民文学

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農民文学(のうみんぶんがく)は、農民に関連する文学の総称。特に、農民の生活を題材とした文学をいう。農民による文学そのものを指す場合もある。「都市文学」に対する語[1]自然主義文学から派生した[2]。1920年代からプロレタリア文学が興隆した頃には、プロレタリア文学運動の影響を受け、小作争議などの地主とのたたかいを題材にした作品もあらわれた。

作品の例[編集]

日本の近代文学における農民文学の主な作品は以下の通りである[1]

日本農民文学会[編集]

1954年、和田伝伊藤永之介らを中心として「日本農民文学会」が結成された[2]。日本農民文学会は1955年に『農民文学』という機関誌文芸雑誌)を創刊し[3]、翌年に「農民文学賞」が創設された。農民文学賞の受賞者は宗谷真爾草野比佐男などである[1]

出典[編集]

  1. ^ a b c 農民文学』 - コトバンク
  2. ^ a b 日本農民文学会へようこそ”. 日本農民文学会. 2023年5月2日閲覧。
  3. ^ 日本農民文学会』 - コトバンク

外部リンク[編集]