第61魔法分隊

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第61魔法分隊(だい-まほうぶんたい)は、伊都工平ライトノベルメディアワークス刊。挿絵は水上カオリ

目次

[編集] 概要

技術の発達により魔法不要論が出始めた魔法国家を舞台に第61魔法分隊の隊員達の活躍を描くヒロイックファンタジー、だったのは一巻のみ、それ以降どんどん変わっていく。 題名に「魔法」とつくが、大掛かりな魔法はほとんど出てこない。いわゆるファンタジー的な魔法ではなく、どちらかというとSF的解釈の為された、研究され、解明された「枯れた」技術として扱われている。 また、魔法分隊と聞くと軍隊を想像するかと思うが物語の開始時点では軍隊と分化しており、司法府という独自の機関の下に所属する地方司法府に属する警察の派出所的存在である。名前が分隊なのは旧魔法軍時代の組織図をそのまま持ってきたため。 本項目以降はネタバレに注意。

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[編集] ストーリー

全巻を通して、それぞれ主人公が変わる。1巻と5巻はロギューネ・リーベルタ、2巻はデリエル・グリックシュテン、3巻はシュナーナ・グリックシュテン、4巻はキキノ・ローデル。また、それぞれの主人公にはライバルが存在している。それぞれの影とも言えるライバルキャラクターとの戦い、凍土緑地化計画とそれに関わる人々の愛憎渦巻く人間模様を61分隊を起点に描かれている。陰謀、裏切りありのダークファンタジー。 以下に主人公と概略。

1巻 カーライル
隊長代理として赴任してきたロギューネ・リーベルタが第61分隊に配属されてから去っていくまでのお話。
2巻 ファルマス
唯一人カーライルに残ったデリエル・グリックシュテンがカリス教団への対応のため各地の分隊を尋ねるお話。
3巻 王都
ロギューネに付いて行ったシュナーナ・グリックシュテンがカリス教団の真実を探すお話。
4巻 法士府
観察庁の父、エルゲンスに会いにいったキキノ・ローデルのお話。
5巻 ギースニデル王国
戦争回避や人助けのため、みんなが奔走するお話。
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[編集] 組織

ギースニデル王国
法士府という特異な組織を持つ本作の舞台となる王国。他国に無い契法士により永年優位を保ってきたが、その分通常の軍事技術においては他国に大きく差をつけられている。
法士府
ギースニデル王国の契法士が所属する組織。ファルマス地方法士府など、大都市に存在する地方法士府を拠点に各町に分隊を配置し各地の治安維持に努めている他、法術研究の要でもある。かつては魔法軍として国軍に属していたが、バーゼンとの戦争状態の解除に伴い国軍から分化した。
カリス教団
現世の苦しみから解放される=死を与えることを教義として掲げるギースニデル王国内のテロリスト集団。
教祖バートラド・カリスは精神錯乱に苦しむ仲間たちを見て「死による解決」の必要性を知り、それを担う必要悪として教団を起こしたが、2代目は思想を忘れたため主義を失った暴力集団となった。
元契法士が多かったり、外国の装備を供給されていたりして侮れない戦力を持つ。エルゲンスが私兵として飼っていたと思えば司法府長カインベルの走狗と化した。
青旗会
対カリス教団、対エルゲンスのために組織された組織。
母体は観察庁第2種攻衝課。リーダーはクリフト・セイデン。
法士府(エルゲンス)がカリス教団と繋がっているため、対カリス教団でもっとも活躍している組織。評判も悪くなく彼らを正義とする人々も少なくない。
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[編集] 登場人物

第61魔法分隊
ロギューネ・リーベルタ
左遷され、王都から辺鄙な田舎町カーライルへやって来た61分隊副隊長(後に隊長代理)。元観察庁第2種攻衝課所属。エルゲンスには親を殺されたという(とロギューネは思っている)恨みを持っている。後にクリフトの招きを受け、青旗会に入る。正義・愛・勇気に溢れた熱血漢だが、肝心なものが足りていない。20歳。
シュナーナ・グリックシュテン
61分隊勤務の一等契法士。街の名士であるグリックシュテン男爵の令嬢である。分隊一の常識人ゆえに、普段の苦労も絶えることが無い。21歳。
見た目は清楚で可憐なお嬢様だが、こうと決めたら剛柔問わず目的達成にまい進する行動力と頑固さを持つ。家事全般に優れた美人。
デリエル・グリックシュテン
シュナーナの妹。キキノの親友。可愛くなく、優しくなく、弱弱しくない。従来より三年早く、一等契法士の資格を手にした俊英。バカだからロギューネが嫌い。16歳。一時的に61分隊の隊長代理代理を務めた。努力家であり、突き抜けた行動力を持っており、非常に柔軟な思考を持っている。良い意味でも悪い意味でも人の話を聞かない、理知的な見た目に反して思いついたら即行動の熱血漢。素直でもないし、やはり可愛くない。砲撃を得意とする。
禁止器によって作られたシュナーナの複製体。シュナーナと同じ嗜好、趣味をしていたが自分が複製体だと知ってからは故意に姉から離れ別の人間であることを自らに課している。ぼさぼさの髪もメガネもシュナーナから離れるためだった。
キキノ・クローク
61分隊で唯一の三等契法士。デリエルとは同年で幼馴染。3種類くらいの意味で、分隊中もっとも理不尽な存在だが本人にその自覚は無い。16歳。
実は生きていたエルゲンス・ローデルの娘。ウィニーさんの力もあって小隊でもっとも強力な契法士。
ウィミーさん
キキノを助ける水の精霊、ということになっているが・・・
ニルス・コーコルテルト
61分隊の前隊長ジェイス・クロークの孫であり現隊長。キキノの従兄妹でもある。主に事務を担当する諦観と放任の25歳。
カリス教団
ザイザス・セイデン
オニル・セイドバン
バートラド・カリス
法士府
カインベル・デム
ダーマ・シュトス
ザイザス・セイデン
ウェル・マーカスト
バンズ・ガトルバド
ワグラン
モリス
アーガス・メルデス
法士府観察庁
エルゲンス・ローデル
法士府観察庁の長官にしてロギューネの元上司。圧倒的な格闘戦の技量と独創魔法「角尖壁」により接近戦では無類の強さを持つ。
1巻で宿敵として登場し、以降も司法府相手に大活躍した。若い頃は権力に軽い嫌悪感を持つ野心無き秀才風優男(想像)だったが本編登場時は復讐鬼そのものであり駆動宝石回収のためにカリス教団を使い村落を焼き払ったりと非道な策戦を多数実行した。
メリア・セミリア
王家
ゴンドー・ゲリル・ギースニデル
ガーレイ・ゲリル・ギースニデル
メルージ・ゲリル・ギースニデル
セレイス・ゲリル・ギースニデル(セレン・コーコルテルト)
ダリエス・ゲリル・ギースニデル
ラシスタ・カローメゼ
地方法士府
トーマ・ユーシリン
ルッシュ・マイテルカ
青旗会
ノーアス・レオルド
クリフト・セイデン
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[編集] 事件

マルスカームの戦い
49年前、国内の統率を欠いたバーゼン帝国は、その支配力強化のためギースニデル王国王都への電撃的な侵攻を行った。名将キパール率いる十万の軍勢は国境に配置されたギースニデル王国軍二万を一蹴、王都への電撃的な侵攻を進めたが辺境都市マルスカームの守備隊三千を突破できず、駆けつけたギースニデル軍に包囲、殲滅された戦い。この戦いに敗北したことでバーゼンでは革命が起き、皇帝は処刑、帝国は崩壊した。
ファルマス戦
水都ファルマスを賭けた、ファルマス地方法士庁を中心とした分隊間連合とザイザス率いるカリス教団の駆逐艦8隻の戦い。戦闘指揮を担当したルッシュ・マイテルカの正確な指揮により分隊間連合は次々と駆逐艦を撃沈するが、ザイザスによって強奪された要塞艦3隻の増援により撤退を開始、指揮艦ナイムメックから放たれた契法士の法力に誘導され障壁を貫通する好法合金弾により撤退時にも多くの犠牲を払った。敗北した分隊間連合はファルマスから一時撤退する。
撤退から一時間後、分隊間連合はレキン議長の海蛇作戦により要塞艦3隻を大破させ、デリエルの砲撃によりナイムメックを撃破。2人に1人が死ぬような地獄のような戦場だった。
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