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ピュリキオス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
短短格から転送)

ピュリキオス古代ギリシア語: πυρρίχιος / pyrrhichios、または δίβραχυς ディブラキュス)は、西洋古典詩の韻脚のひとつ。短短格とも呼ばれる。近代西洋詩では、音節の長短をアクセントの強弱に置き換えて、2つのアクセントの弱い音節続く脚構成に用いられる(弱弱格と訳される)[1]。英語ではピリック(pyrrhic または dibrach)と呼ばれる。

同様に短(弱)が3音節続くものをトリブラキュス(τρίβραχυς)、4音節続くものをプロケレウスマティコス(προκελευσματικός)と呼ぶ。

アルフレッド・テニスンはピュリキオスとスポンデイオスを頻繁に使った。以下、その例である(『In Memoriam A.H.H.』1849年)。

Be near me when my light is low,
When the blood creeps and the nerves prick
And tingle; and the heart is sick,
And all the wheels of Being slow.
-from In Memoriam.

2番目の行の「When the」、「and the」、3番目の行の「-le; and」がピュリキオスである。

ピュリキオスは単独では詩に使われない。単調な効果を生むからである[2]

脚注

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  1. ^ Harry Rusche, A Handbook of Terms for Discussing Poetry, Emory University Department of English [1] Last accessed 20 December 2006
  2. ^ "Rhythm, Meter, and Scansion Made Easy," Riverdale School, [2] Last accessed 20 December 2006

外部リンク

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ウィクショナリーには、en:pyrrhicの項目があります。