発生保険金

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発生保険金(はっせいほけんきん)とは、当期会計期間に「発生した」保険事故にかかる保険金のことをいう。保険金の支払は、保険事故の報告、支払の査定を経て行われるため、保険金が実際に支払われるのは、保険事故の発生した時点よりも遅れるのが一般的である。一方で、会計上の期間損益は、発生ベースで認識されるべきである。このため、支払ベースの保険金から発生ベースの保険金に修正するため、支払備金勘定が用いられる。

  • 発生保険金=当期発生事故にかかる当期支払保険金+当期発生事故にかかる当期末支払備金

会計数字[編集]

会計上は、次の計算式により求める。

  • 発生保険金=当期支払保険金+当期末支払備金-前期末支払備金