「Wikipedia:ウィキペディア内でのコピー」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
Tondenh (会話 | 投稿記録)
「ウィキペディア内別文書からの複製・改変」セクション廃止
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{{Guideline|ういきへていあないてのこひい|WP:COPYWITHIN|WP:CWW|subcategory=執筆}}
{{how-to|WP:COPYWITHIN|WP:CWW}}
{{nutshell|記事から記事へ内容をコピーする際は、少なくともコピー先の[[Help:要約欄|要約欄]]にてコピー元ページへの[[Wikipedia:記事どうしをつなぐ|リンク]]を行ってください。対象が多い場合は[[Help:ノートページ|ノートページ]]にも記載することを検討してください。}}
{{nutshell|記事から記事へ内容をコピーする際は、少なくともコピー先の[[Help:要約欄|要約欄]]にてコピー元ページへの[[Wikipedia:記事どうしをつなぐ|リンク]]を行ってください。対象が多い場合は[[Help:ノートページ|ノートページ]]にも記載することを検討してください。}}
{{Wikipediaと著作権}}
{{Wikipediaと著作権}}
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もしコピー元が複数寄稿者で成り立っている場合には、ノートページに寄稿者一覧を記述し編集履歴にてそれを指し示す方法でも帰属記載義務を満たすことができます(技術的には)。
もしコピー元が複数寄稿者で成り立っている場合には、ノートページに寄稿者一覧を記述し編集履歴にてそれを指し示す方法でも帰属記載義務を満たすことができます(技術的には)。
しかしそういった場合は、可能であれば利用規約で規定しているようにハイパーリンクを使った方がベターです。
しかしそういった場合は、可能であれば利用規約で規定しているようにハイパーリンクを使った方がベターです。

== ウィキペディア内別文書からの複製・改変 ==
<span id="ウィキペディアにおけるコピー・アンド・ペースト"></span>

=== 日本語版ウィキペディアにおけるコピー・アンド・ペースト ===
'''要約欄にコピー・アンド・ペースト元の記事等へのリンクを張るといった方法により、[[Wikipedia:著作権#履歴定義|「総則」で述べた履歴]]が記録される様にするとともに、複製・転記を含む旨を明らかにしてください。ペースト時に存在する元記事等の最新版よりも古い版からのコピーの場合は、コピー元の版も指定してください。記事とそのノートとの間であっても、コピー・アンド・ペーストの向きによらず同様にリンクを張るなどして、履歴を参照できる様にしてください。なお、要約欄を利用して履歴にリンクを記録しない場合には、本文でリンクを設置してください。'''

日本語版ウィキペディアのある記事等からコピー・アンド・ペーストして他の記事等を作成または他の記事等に追記する場合には、「ウィキペディアにおける編集」とは、次の点で異なります。
* 元の記事と他の記事の記事名が異なります。この点は、GFDL上の結論に影響は与えません。
* 履歴が自動的に保存されません。これを補うため、'''編集内容の要約'''欄にコピー・アンド・ペースト元の記事等へのリンクを張るなどの手段により、[[Wikipedia:著作権#履歴定義|「総則」で述べた履歴]]が記録される様にしてください。当該記事等の履歴 (要約欄の内容が自動的に追加されます) と元の記事等の履歴を併せ読むことにより、4条1項2文I号、B号、及び C号の義務を満たしているものとみなします。この際、元記事等の版指定がなければ、元記事等の履歴のうちペースト先記事等の投稿時点までの履歴に限定して継承しているとみなされます。
* 元記事へのリンクが必要です。履歴または本文中のリンクにより、4条1項2文J号の義務を満たします。

コピー・アンド・ペーストは「移動」に較べて、執筆者としてなすべきことがらが増えます。そこで、日本語版ウィキペディアにおいては、単なるログ化の場合には、「移動によるログ化」が推奨されています。これは、次のような手続を践むことにより、「ページの移動」によってログ化を行うものです。
# ログ化したいページを、ログ化先の名前をつけて移動する。
# ログ化元のページのリダイレクトを外す。
# ログ化元のページに、新たな内容を書き込む。
# これをログ化の度に繰り返す。

=== ウィキペディアにおけるカット・アンド・ペースト ===
ウィキペディアにおけるカット・アンド・ペーストは、事実上、カット・アンド・ペースト元の記事等の編集行為と、カット・アンド・ペースト先へのコピー・アンド・ペースト行為により成り立ちます。それぞれの行為について対応する義務を果たしてください。

特に統合や分割のためにカット・アンド・ペーストを行う場合は、[[Wikipedia:ページの分割と統合]]を参照してください。

=== ウィキペディアにおける翻訳 ===

'''要約欄で翻訳元記事等へのリンクを張るといった方法により、[[Wikipedia:著作権#履歴定義|「総則」で述べた履歴]]が記録される様にするとともに、翻訳である旨を明らかにしてください。翻訳時の最新版であっても、翻訳元記事等の版を指定することを推奨します。なお、要約欄を利用して履歴にリンクを記録しない場合には、言語間リンクを設置するか、本文でリンクを設置してください。'''

ウィキペディアにおいて他言語のウィキペディアの記事等を全部又は部分的に翻訳する場合には、理論的には、翻訳のためのコピー・アンド・ペーストが行われ、かつ、翻訳が行われたと分析されます (実際にコピー・アンド・ペーストをしたかどうかは関係ありません)。前者の行為に対しては、GFDL4条が適用され、後者の行為には、GFDL8条によりGFDL4条が準用されます。結局、満たさなければならない義務は、GFDL4条の義務です。

この場合、コピー・アンド・ペーストの場合と同様の理由で、編集内容の要約欄に翻訳元の記事等へのリンクを張ることなど (要約欄でリンクを設置しなかった場合は言語間リンクまたは本文でのリンクも必要) により、上記の義務が満たされたと考えます。履歴については、翻訳元記事等の履歴のうち、翻訳記事等の投稿時点までの履歴に限定して継承しているとみなされます。翻訳は単純なコピー・アンド・ペーストに比べ時間がかかる作業なので、翻訳元記事等が翻訳時の最新版であっても、翻訳元記事等の版を指定することを推奨します。
要約欄への具体的な記入方法は[[Wikipedia:著作権/翻訳記事要約欄記入法|要約欄への記入方法]]ならびに[[Wikipedia:翻訳のガイドライン]]を参照してください。


== 帰属表示が必要ないケース ==
== 帰属表示が必要ないケース ==

2012年8月26日 (日) 17:43時点における版

ウィキペディアのライセンスでは、原投稿者の帰属表示を付けることが要求されています。多くのページでは、これは変更履歴として行われています。 しかしこの履歴はコピーや削除が行われた場合は継承されないため、手作業で元のソースへのリンク付加や、投稿者一覧の記述を行わなければなりません。 最低でも要約欄にて記述をコピーした元のページにリンクしなければなりません。

なぜ帰属表示を付けなければならないか

Wikipediaは寄稿者に対して、自らの寄稿についての著作権を放棄することを要求していません。 その代わり、寄稿者にはその寄稿をCreative Commons Attribution-ShareAlike 3.0 Unported License (CC-BY-SA)とGNU Free Documentation License (GFDL)の2つのコピーレフトライセンスとして提供することを求めています。 どちらのライセンスも再利用・改変を許可するものですが、しかし帰属表示を付ける権利は保護されています。

You must ... provide ... the name of the Original Author (or pseudonym, if applicable) ... and ... in the case of an Adaptation, a credit identifying the use of the Work in the Adaptation (e.g., "French translation of the Work by Original Author," or "Screenplay based on original Work by Original Author"). The credit required by this Section 4(c) may be implemented in any reasonable manner; provided, however, that in the case of a Adaptation or Collection, at a minimum such credit will appear, if a credit for all contributing authors of the Adaptation or Collection appears, then as part of these credits and in a manner at least as prominent as the credits for the other contributing authors.
The CC-BY-SA, section 4(c)
... you must ... Preserve the section Entitled "History", Preserve its Title, and add to it an item stating at least the title, year, new authors, and publisher of the Modified Version as given on the Title Page.
The GFDL, section 4-I

ウィキメディア財団の利用規約では、この帰属表示をどう提供するかを規定しています。

in any of the following fashions: a) through a hyperlink (where possible) or URL to the article or articles you contributed to, b) through a hyperlink (where possible) or URL to an alternative, stable online copy which is freely accessible, which conforms with the license, and which provides credit to the authors in a manner equivalent to the credit given on this website, or c) through a list of all authors. (Any list of authors may be filtered to exclude very small or irrelevant contributions.)
参考訳:次のいずれかの形式で: a) あなたの寄稿した記事に対してのハイパーリンクまたはURL記載 b) (略) c) 全執筆者リスト(但しごく小さな編集や重要でない寄稿は除外されることがあります)

もし帰属表示無しにWikipediaの内容を使った場合、これは上の規約の違反となり、かつWikipedia:著作権寄稿者の権利と義務で定める方針の違反となります。

推奨される帰属記載形式

上の利用規約では3つの内のどれかの形式を取ればよいことになっていますが、Wikipediaの他のページから転記では a)と c)が最もよく用いられます。これはハイパーリンクまたはURLを記載、もしくは全執筆者名を記載する方法です。

それぞれメリット・デメリットがありますが、どちらの方法でも適切に行うことでライセンス要求を満たすことができます。

a) ハイパーリンク

内容が複数寄稿者で成り立っている場合は、要約欄にリンクを記載するのが最もシンプルな記述記載法です。 要約欄に [[記事名]] から転記 といった形で記述することで、コピー元ページの編集履歴へ関係者を誘導し、誰がいつどのような内容を加えたのか追跡することが可能になります。

この方法のデメリットとしては、コピー元のページは帰属を参照できるよう存続していなければなりません。 元のページがうっかり移動・削除されないよう、コピー元のページのノートにコピー先を記述するとこの助けになります。 {{Copied}}テンプレートも用いることができ、これはコピー先のノートでも使用できます。

c) 著者一覧を記載

記事が多くの編集者により作成されている場合はハイパーリンクがシンプルな方法ですが、もし記事の寄稿者がたった一人なら、その寄稿者の名前を加えるだけの方が簡単です。 この方法の場合はコピー元の編集履歴が存続している必要はなく、コピー元が削除・移動される心配は無用です。 要約欄には [[利用者:ウィキ助]] 2009-01-01 の寄稿より転記 といった形で帰属記述を行います。

もしコピー元が複数寄稿者で成り立っている場合には、ノートページに寄稿者一覧を記述し編集履歴にてそれを指し示す方法でも帰属記載義務を満たすことができます(技術的には)。 しかしそういった場合は、可能であれば利用規約で規定しているようにハイパーリンクを使った方がベターです。

帰属表示が必要ないケース

他のWikipediaページからのコピーする際にはどのような場合も帰属表示が必要、ということではありません。 コピー元の記事について、もし自分が唯一の投稿者であれば自分自身の投稿をコピーするのに帰属表示は不要です。 また、記事を自分の言葉で書き直すのであれば帰属表示は不要です。 しかし、米国法(Wikipediaの管轄法)で著作権的創作性が認められることが明らかな場合は、他者の投稿をコピーする際には帰属表示が必要です。

手引きとして、Wikipedia用途において創作的表現が認められず帰属表示が不要な例を挙げます。

  • 単なる出典文献表記(Bare references)
  • 一般的な表現・イディオム(Common expressions and idioms)
  • 単純で創作性のない情報の一覧(テレビ番組の出演者をアルファベット順に並べたものなど)
  • 基本的な数学的・科学的方程式(Basic mathematical and scientific formulae)
  • リバート・削除された素材で、公開されたWikiにコピーが残っていないもの(とりわけ荒らし・個人情報・攻撃的や破壊的なコメント・存命人物への方針違反や名誉毀損など、管理者によって削除・置換された内容など)

外部の情報源からの引用記載である場合、それらを外部からコピーで持ち込んだWikipedia投稿者についてまでの履歴は不要です。外部情報を持ち込んだ投稿者が、前後の文脈に多少部分的に記述したり、原文に引用符を付けるといった事をしていても同様に不要となります。 しかし帰属表示が必要でなくともリンクを含めることは時には有用です。

様々なケース

分割と統合

他のプロジェクトからのコピー

CC-BY-SAライセンス下にある他のウィキメディアプロジェクト(コモンズウィクショナリーウィキスピーシーズなど)からtranswikiとしてコピー・移動する際には、元のページの完全な著者リスト(編集履歴ページを元に作成します)を提供するか、元のページにリンクを張るかのどちらかの方法で帰属表示を行います。

著者リストが短く収まるようなら、その著者リストを編集履歴に記入します。 リンクを張る方法であれば、要約欄の中でリンク(InterWikimediaリンク)しなければなりません。 記事ノートページでのリンクのために{{Interwiki copy}} テンプレートも存在します。 著者リスト方式の場合は、将来的に履歴を追う事が必要となるかもしれないので、元のページへのURLも記載に加えていただけると助かります(Help:Transwiki)。

多くのウィキメディアプロジェクトはCC-BY-SAライセンスであり、財団の利用規約で定める形で帰属表示をするのですが、しかしいくつかのプロジェクトは異なる運用をしています。例えばウィキニュースはCC-BYライセンスであり、帰属表示は単に "Wikinews"とだけの記載です(Wikinews:Copyright参照)。 この場合は、それらの内容を利用しようとする編集者の責任でライセンスを考慮しそれを満たす形で帰属表示を行わなければなりません。

他言語版プロジェクトからの翻訳

著作権保護下にあるテキストの翻訳は、他のウィキメディアプロジェクトからであっても派生物の作成と見なされ、ライセンス要求を満たすよう帰属表示を行わなければなりません。CC-BY-SAライセンス下にある他プロジェクトの内容を翻訳する際には、 他プロジェクト由来である旨の表記(たとえば言語間リンク)を要約欄に記述し、かつノートページに翻訳元へのリンクを記述しなければなりません。 {{翻訳告知}} がそのために用意されています。

削除された記事の内容を含む場合

記事が削除された場合、(たとえ同じ記事名で再作成しようが)編集履歴は削除されるので、その履歴を再利用することはできなくなります。 もし再利用するのであらば、その他の方法で帰属表示を行う(もしくは削除復帰する)ことが必要です。 削除記事の復帰がない場合は、ミラーサイト・Googleキャッシュ・管理者権限での削除記事閲覧などで内容を確認することになるでしょう。

著作権侵害投稿・個人攻撃・個人情報などのケースでは、特定版削除版指定削除オーバーサイトによって特定の記事履歴の削除がなされる場合があります。 そのような削除やオーバサイトされたコピー元の内容を含む記事であっても、それらについて帰属表示されなければなりません。 これは主にカラ編集(もしくは記事ノートページ)によって記載されるべきです。 カラ編集では、編集履歴に [[利用者:ウィキ助]]と[[利用者:ある利用者]]と[[利用者:Example]]の寄稿を含む。XYZ理由で削除された版 などの形で記載することになります。

不完全な履歴継承の修復

要約欄への記入ミスなどへの対応は、要約欄への記入方法ならびにWikipedia:翻訳のガイドラインを参照してください。

関連項目