「リトグラフ」の版間の差分

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コジ (会話 | 投稿記録)
版画・リトグラフへの手引き
 
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(相違点なし)

2005年10月7日 (金) 00:22時点における版

版画について

「版画」と聞くと、あまり世間一般には浸透していないとおもう。特にリトグラフ。だいたい、版画と聞くと「木版画」を思い浮かべる人が多い。おそらく、棟方志功[1]の影響が強いからかもしれない。もしくは、家でも手軽に出来るからかもしれないし、年賀状を木版で制作する人が多いからかもしれない。確かにリトグラフは難しい。制作過程はややこしいし、いろんな薬品も必要だし、家で手軽に・・・というわけにはいかない。ただ、一度覚えてしまえば、その魅力に気づくだろう。自分が描写したものがそのまま一番効果的に紙に刷れるのは、リトグラフと思う。強い線、きめ細かい線、筆の効果、インクの飛ばした効果・・・。ぜひ、リトグラフ作品[2]を見て頂きたい。 私は、それぞれの効果を楽しみながら版を作っている。版画、特にリトグラフを少しでも広めたいので、リトのわかりやすい説明をしたいと思う。


リトグラフの手順

  • まず、アルミ版に油性のペンや解け墨で絵を描く。※水分でアルミ版が反応してしまうので要注意。
  • 絵が完全に乾いてからアラビヤゴムを薄く引く。※ゴムがむらになると、製版が失敗してしまう事がある。
  • その後、数時間版を休ませる。
  • プリントクリーナーで描写部分を完全に落とす。
  • スポンジで版全体を水でふく。(アラビヤゴムも落とす)
  • 描写部分に、エーゲンラッカーを薄くひく。その後グランドをかける。
  • 20~30秒後、水でグランドを落とす。※描写部分にグランドがのこり、そのほかの部分はきれいになる。
  • 乾かしてから、水で粉を落としてかH液をかけ、30秒待ってからまた水できれいにふく。
  • 完全に乾いてから、またアラビアゴムをかける。

その後、一日おいたほうがすりがうまく出来る。

結局、文字でまとめてみたけれど、やっぱり複雑だと思った。でも、多色刷りも出来るし、版を自由に書けるようになると表現の幅は増えとりこになるはず・・・。

--コジ 2005年10月6日 (木) 22:46 (UTC)