歌川広演

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歌川 広演(うたがわ ひろのぶ、生没年不詳)とは、江戸時代浮世絵師

来歴[編集]

『浮世絵師便覧』によれば歌川豊広の門人で京都の人、作画期は文化の頃としている。作は奈良県立美術館所蔵の「雨乞小町図」(紙本着色)の1点のみが知られる。この「雨乞小町図」には「倣旭朗井勝春章圖 歌川廣演寫」の落款があり、勝川春章の絵を写したものということである。

参考文献[編集]

  • 飯島半十郎(虚心) 『浮世絵師便覧』 1893年 ※国立国会図書館デジタルコレクションに本文あり。43コマ目。
  • 日本浮世絵協会編 『原色浮世絵大百科事典』(第2巻) 大修館書店、1982年
  • 『蔵品図録 第八集(絵画篇Ⅲ)』 奈良県立美術館、1989年