歌川信清

歌川 信清（うたがわ のぶきよ、生没年不詳）とは、江戸時代の浮世絵師。

来歴

歌川国信の門人。歌川の画姓を称し作画期は天保頃とされる。文政11年（1828年）建立の豊国先生瘞筆之碑に、「国信社中」として「信清」の名があるが、作や経歴については不明。なお『増訂浮世絵』には、「雲澗」と「信清」の印がある「一人立美人を六曲一双に六人画いた」屏風があったと記しているが、この屏風については現在消息不明であり、瘞筆之碑に記される信清の作だったのかどうかは明らかではない。

参考文献

• 藤懸静也　『増訂浮世絵』　雄山閣、1946年　※国立国会図書館デジタルコレクションに本文あり。262頁、169コマ目。
• 日本浮世絵協会編　『原色浮世絵大百科事典』（第2巻）　大修館書店、1982年　※126頁