前原冬樹

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前原冬樹(まえはら ふゆき、1962年 - )は、東京都出身の芸術家[1]、彫刻家。

代表作に1本の木から写実的な木彫作品を生み出すことで知られており、真っ白な皿の上に身を食べられ骨だけになった秋刀魚を横たえた《一刻(皿に秋刀魚)》(2014)などがある。これまで参加したグループ展に 「驚異の超絶技巧!明治工芸から現代アートへ」(三井記念美術館、東京、2017)など[1]

略歴[編集]

日本大学藝術学部を中退後、80年にプロボクサーとしてデビュー。その後、10年間ボクサーとして活動した[1]

引退後、サラリーマンを経験した後7浪の末、32歳で東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻に入学し、98年に卒業[1]。卒業制作は半立体ともいうべき作品だったが、その後は木彫に転じ以後、驚異的な一木造りの作品を発表してきた[1][2]

主な個展に「木彫 前原冬樹展」(おぶせミュージアム・中島千波館、長野、2008)、「一刻 前原冬樹展 -失われゆく時が甦る-」(Bunkamura Gallery、東京、2014)などがある[1]

出演[編集]

取材実績[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f 前原冬樹美術手帳.2022年6月18日閲覧。
  2. ^ 100年後に恥をかきたくない。だから私は、今この2人を評価するTHE RACE.2022年6月18日閲覧。

外部リンク[編集]