ヴィサージ

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ヴィサージ
Visage
出身地 イングランドの旗 イングランド ロンドン
ジャンル シンセポップ
ニューロマンティック
ニュー・ウェーヴ
活動期間 1978年 - 1985年
2004年 -
レーベル ポリドール、Radar、Blitz Club/Control Room
共同作業者 マガジンリッチ・キッズウルトラヴォックス
メンバー スティーヴ・ストレンジ
スティーヴ・バーナクル
ローレン・デュヴァル
ロビン・サイモン
旧メンバー ラスティ・イーガン
ミッジ・ユーロ
ビリー・カリー
デイヴ・フォーミュラ
ジョン・マッギオーク
バリー・アダムソン
ゲイリー・バーナクル
アンディ・バーネット

ヴィサージ(Visage)はイギリスシンセポップ・グループ。ニューロマンティックの発祥のバンドとして名が高い。ロンドンナイトクラブを経営していたスティーヴ・ストレンジが中心。ニューロマンティックは彼が主宰していたクラブ・ビリーズで開催されていたデヴィッド・ボウイ・ナイトを発祥とする。グループ名はヴィジュアル(Visual)、ビザ(Visa)、AGEの三つの言葉をかけあわせたもの。

来歴[編集]

ナイトクラブを経営する他にバンド活動をしていたスティーヴ・ストレンジと、リッチ・キッズとして活動していたラスティ・イーガンとミッジ・ユーロの3人を母体として結成された。そこにウルトラヴォックスキーボーディストであるビリー・カーリーマガジンジョン・マッギオークデイヴ・フォーミュラバリー・アダムソン(デビューシングルリリース後に脱退し、セッションメンバーとして参加)が加入。1980年11月に1stアルバム『ヴィサージ』をポリドール・レコードよりリリース。同時期にリリースされたシングル「Fade to Grey」は各国でトップ10入りし、ドイツスイスでは1位を獲得するなど、バンドは一躍注目を集めた。

1981年に入りストレンジは次のアルバムを制作しようとしたが、マッギオークがスージー・アンド・ザ・バンシーズに加入するためバンドを脱退し、またそれぞれのメンバーのバンド活動が活発になり、制作のスケジュールが付け辛い状態になる。秋頃にようやくスタジオ入りし、2ndアルバム『舞-ダンス-』をレコーディングし、翌1982年3月にリリース。全英6位を記録した。この時点でユーロがウルトラヴォックスでの活動に専念するためバンドを脱退し、この頃レコード会社との契約上の問題が発生し2年間活動を休止する。1983年11月にベスト・アルバム『Fade to Grey – The Singles Collection』をリリース。全英38位。

1984年、契約上の問題が解消し新作の製作を開始するも、レコーディング開始間もなくカーリーとフォーミュラが脱退し、新メンバーを募って制作を継続。10月に3rdアルバム『ビート・ボーイ』をリリースするが商業的・批評的に失敗に終わる。翌1985年に解散する。

活動再開[編集]

2002年、長年に亘るヘロイン中毒と私生活上の問題を乗り越え[1]、ストレンジは'80年代に活躍したアーティストによるコンサートツアー「Here and Now Tour」に参加し、ヴィサージ時代の曲を歌った。ストレンジはエレクトロニックアーティストとヴィサージを再始動させようと計画する。SeizeGotekiというバンドのメンバーと共に新作の制作を計画したり「Fade to grey」の新録ヴァージョンを制作した。その後も様々なアーティストとコラボレートしながらヴィサージとしての活動を模索する。2010年に「Fade to Grey」の新ミックスを制作し3月発表のベスト・アルバム『The Face – The Very Best of Visage』に収録。

2013年1月にストレンジはニュース番組に出演し、春に新作を出すことを発表した。4月に自身のFacebookから新曲「Shameless Fashion」を無料ダウンロード配信し、翌月にCDでリリース。同時期に4枚目となるニューアルバム『Hearts and Knives』をリリースし、2013年の下半期の大半をイギリスヨーロッパツアーに費やした。2014年12月に過去のヴィサージの楽曲をオーケストラ仕様で蘇らせた、その名も『Orchestral』をリリース。

2015年2月12日、ストレンジが心臓発作によりエジプトシャルム・エル・シェイクの病院で亡くなったことが報じられる。享年55歳。

メンバー[編集]

現在のメンバー[編集]

過去のメンバー[編集]

ディスコグラフィー[編集]

スタジオ・アルバム[編集]

コンピレーション・アルバム[編集]

  • Fade to Grey – The Singles Collection (1983年)
  • Fade to Grey – The Singles Collection (1993年)
  • Master Series (1998年)
  • The Damned Don't Cry (2000年)
  • The Face – The Very Best of Visage (2010年)

他のアーティストへの影響[編集]

スティーヴ・ストレンジはドレスを着て、真っ白な化粧(いわば女装)をしていたが、後のカルチャー・クラブのボーイ・ジョージやデッド・オア・アライヴのピート・パーンズなどが影響を受けた。

日本でもシンセポップバンド・SOFT BALLET森岡賢がヴィサージから影響を受けたと公言し、女性DJZono Pansyはスティーヴ・ストレンジから影響を受けたメイクアップでニューロマンティックDJとして活動している。

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ BBC Wales – Music – Steve Strange – Biography” (2008年11月17日). 2015年2月7日閲覧。