マウント (郵趣)

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さまざまなサイズのマウント
マウントカッター

マウント: Postage stamp mount)は、切手アルバム・リーフに収める時に使う郵趣用品

合成樹脂フィルム製で、切手をヒンジよりも美しい状態で保存することができる。

概要[編集]

マウントは、ポケット状の透明フィルムの状態になっており、一辺を接着した2枚のフィルムの間に切手を挟むという方式で構成されている。フィルムの一方の裏側には乾燥糊が引いてあり、これによりアルバム・リーフへ貼り込むことができる。

切手のサイズに合わせてカットして使用するが、カッターを使用しないと、きれいにカットすることが難しい。そのため切手のサイズに合わせて、最初からカットされている製品もある。

発明[編集]

マウントは、ドイツ人のハンス・ウィドマイヤー(Hans Widmaier)が1949年に発明した。

ドイツの郵趣用品メーカーであるハウイド社(Hawid)はこの人物が設立した会社であり、社名の由来はハンス・ウィドマイヤーの「ハ」と「ウィド」からきている。

このことから、マウントをハウイドと呼ぶ切手収集家が多い。

関連項目[編集]