ヒラ川

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ニューメキシコを流れるヒラ川の中流
ニューメキシコを流れるヒラ川の中流

ヒラ川 (英語:Gila River、スペイン語:Rio Gila) はアメリカ合衆国南西部にある、全長 1,014 キロメートルのコロラド川支流である。

水源はロッキー山脈分水界西の斜面の、ニューメキシコ州西部シエラ郡にあるブラック山脈内に発し、南西にヒラ国有林ヒラ・クリフ・ドウェリングス国定公園を流れる。それから西に方向を変え、アリゾナ州に入ってサフォードの町を過ぎ、ヒラ山地の南側に沿って流れる。山地を出ると、フェニックス南東の峡谷に入る。そこでヒラ川インディアン居留地を横切るが、上流で水源として利用されるため流れは途切れ途切れになる。それから、ヒラベンド山地に沿って南向きになった後、ヒラベンドの近くで再び西向きになる。その後は南西に流れてユマでコロラド川と合流する。

ヒラ川は世界で最も大きい干上がったの川の一つである。かつてヒラ川とその主要な支流ソルト川には一年中大量の水が流れていたが、灌漑や上水利用のために現在では大規模に干上がっている。フェニックスから下流ではヒラ川は大部分が干上がっているか細い流れになっている。グラニット・リーフ・ダムから下流のソルト川も同様にほとんど水はない。

1848年グアダルーペ・イダルゴ条約1853年まで、ヒラ川はアメリカ合衆国とメキシコの国境であった。1853年のガズデン購入でアメリカ領はヒラ川の南まで拡大した。

ウィキメディア・コモンズ