バフルール・ローディー

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バフルール・ローディー(? - 1489年)は、インド北部を支配したローディー朝の創始者(在位:1451年 - 1489年)。バフロールとも呼ばれる。

生涯[編集]

アフガン人ローディー族サルダール(指導者)で、サイイド朝で内紛が起こって衰退すると、パンジャーブを事実上支配する有力者となった。サイイド朝が1451年に滅亡してデリーが混乱すると、それにつけこんでデリーに入城してスルターンを称し、ローディー朝を創始した。

前王朝のサイイド朝が君主権の脆さから崩壊したのを反省してか、積極的に東方のウッタル・プラデーシュ地方へ勢力を拡大する。この一帯を支配していたのはジャウンプル王国であり、バフルールはこれを長年争った末の1479年に滅ぼして勢力拡大に成功した。内政でも貴族に対して融和策を採用して王朝の基礎固めを果たした。

1489年に死去。後を子のシカンダル・ローディーが継ぎ、彼の時代にローディー朝は全盛期を迎えた。

参考文献[編集]

  • 小谷汪之編 『世界歴史大系 南アジア史2―中世・近世―』 山川出版社、2007年
  • フランシス・ロビンソン著、小名康之監修・月森左知訳 『ムガル皇帝歴代誌』 創元社、2009年